明治学院大学 法学部 公式サイト

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レポート2015.11.07

2015年度 日中韓トライアングル事業 in 上海師範大学

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明治学院大学法学部は、2012年度から「日中韓トライアングル交流事業」を行っています。明治学院大学と中国上海師範大学、韓国ソウル市立大学の3大学が、東アジアをめぐる様々な問題点につき総合テーマを掲げ、学生同士が議論しあうシンポジウムです。

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2015年は4回目で、中国の上海師範大学が主催校となり、111日から4日まで、総合テーマを『アニメからみる日本』とし、明治学院大学からは渡辺ゼミと毛ゼミが参加しました。

各国の個別発表テーマは、次のとおりです。

≪日本チーム≫

・マンガにみる日本の租税文化(渡辺ゼミ)

・アニメから見る家庭と子供の教育(毛ゼミ)

≪中国チーム≫

・中国における日本アニメの伝播

≪韓国チーム≫

・テーマ別にみる韓日アニメ比較

 

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<渡辺ゼミの発表>

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<渡辺ゼミの発表>

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<毛ゼミの発表>

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<真剣に聞き入る韓国チーム(上) 手前は毛ゼミ>

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<韓国チームの発表>
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<中国チームの発表>

 

クールジャパン(Cool Japan)という言葉をよく耳にしますが、クールジャパンとは、日本の文化面でのソフト領域が、国際的に評価されている現象や、それらのコンテンツそのものをさす言葉です。そして、その代表が漫画であり、アニメであり、ゲームです。

漫画やアニメは日本がその発展に一日の長がありますが、中国、韓国も他の工業製品と同様に着実に日本を追い越す勢いがあります。韓国では家族の愛を中心とした漫画やアニメが多く、日本のように雑多なジャンルを取り込まないことをむしろ是とするようです。中国では動物を主人公とした漫画に人気があり、歴史物に3Dを駆使した作品がはやっているそうです。韓国からの質問に、日本の漫画やアニメには暴力シーンやセックスシーンが多いことは問題であるとの指摘がありましたが、中国サイドからはむしろ表現の自由が確保されていてうらやましいとの発言もあり、テーマが学生の身近にあるものでしたので、前回大会にもまして、議論が活発に行われたことは嬉しい限りです。

時あたかも日中韓首脳会談が3年半ぶりにソウルで開催されるなか、学生達も日本語、韓国語、中国語を駆使しながら、草の根の交流に努めていました。東アジアは、まさに今の学生達が今後の関係を築いて行かなければなりません。

来年、日中韓のトライアングル事業は5周年を迎えます。同時に来年は法学部創立50周年の記念の年にあたります。来し方50年の法学部・アジアの歴史を鑑み、今後50年の東アジアの行く末を学生達に議論して頂くべく、2016年は日本、明治学院大学でこのトライアングル事業を開催する予定です。
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<3か国の参加メンバー全員による記念撮影>

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<日本チームの参加者>
 
なお、教員チームは、別途交流を図るべく、法政学院と研究会を開催しました。

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日本からは、河野先生が「日本における労働者派遣法の改正について」、黒瀧先生が「关于合国国际货售合同公在日本的适用」について発表しました。
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今後、上海師範大学法政学院(法政学部)とも教員・学生の交流を図る予定です。


 

以上、第4回日中韓トライアングル交流事業の報告です。このような交流会を学部行事として行っているのは、明治学院でも法学部だけです。

<文責:法学部長 渡辺充>