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キャンパスライフ2016.04.04

2016年度法学部入学式

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 2016年度法学部入学式
 2016.4.2

 新入生の皆さん、明治学院大学法学部ならびに法と経営学研究科にご入学、誠におめでとうございます。また、保証人の皆さまにおかれましては、ご子息、お嬢様の本学へのご入学、心よりお慶び申しあげます。

 さて、法学部および大学院では、大学の建学の精神であるキリスト教主義の教え、「Do for others(他者への貢献)」の理念に則り、法学や政治学・経営学の教育を行っております。学生が学部を卒業または研究課程を修了して社会に出たとき、正義・公平・弱者救済の見地から賛成できない場面に直面したとき、「声」をあげる勇気をもった人材の育成を目指しております。そのために、法学や政治学・経営学をとおして、社会のルールや取引の仕組みについて学び、それらを使いこなす知識と思考力・判断力を身につけ、「気概」をもって社会に貢献できる人材を養成しているというわけです。世の中が変わっても、こうした人材が求められることに変わりはありません。実際、卒業生は、民間企業、公務員・NPO・政界、法曹・士業、自ら起業をするなど、様々な分野で活躍しています。皆さんも、こうした先輩達に続くべく、大いに学問に励んでください。

 そこで、今日は、皆さんの入学に際し、二人の碩学の言葉を引用し、これからの学業の指針としていただきたいと思います。

一つは、アメリカ連邦最高裁判所判事で、社会学的法律学者としても著名なカードーゾという学者がおります。彼が名著『法の発達(成長)』の冒頭で、次のような言葉を述べております。“法は安定していなければならない”、しかし、“法は常に変化しなければならない”、安定と変化のバランスをいかにとるか、これが法および法律家に課せられた永遠の課題であると。この言葉は、わたくし非常に好きな言葉で、バランス感覚の大切さを説くこの言葉は、法および法律家にとって指針であるばかりでなく、まさにこれから法学や政治学・経営学を学びはじめる学生にとっても、こうした視点をもって学業に励むことは非常に重要だと思います。バランス感覚を養ってください。

 しかし、このバランス感覚が大切であることはもちろんのことでありますが、そこに、その人自らの心を注入しなければなりません。そこで、これにもう一つの言葉を付け加えたいと思います。

 明治維新以後、日本の近代化を支えたお雇い外国人の一人、哲学教師のラファエル・フォン・ケーベル(「ケーベル先生」の愛称で親しまれ、夏目漱石、和辻哲郎、西田幾多郎などの文学者や哲学者に教えを授け、影響を与えた)という人の座右の銘を紹介します。それは、「世人やその習慣に遠慮するな、汝自身であれ」(久保勉『ケーベル先生』〔岩波書店〕)という言葉です。周囲や時流に流されず、独立した自由な精神を持てということだと思います。

 一見、この二つの言葉は、矛盾しているように感じられるかもしれませんが、そうではありません。たとえば、人と人とが争っているとき、社会で問題が起こっているとき、あるいはどちらの利益を重視すべきか悩ましいとき、そうした事態や問題に対して冷静な分析を行うには、バランス感覚はとても重要な要素となります。その上で、問題の本質を見極め、そこから導き出される自分の判断や解決策が多数の意見や周囲と異なった場合でも、確信をもってこれを主張することが大切なことだと思います。「バランス感覚」と「独立した自由な精神」を育むこと、これこそ、明治学院大学法学部が標榜してきた真の「リーガル・マインド」の養成であると言うことができます。

 法学部の学びの中で、こうしたリーガルマインドを体得し、法学・政治学・経営学を武器に、「Do for others」を実践できる人になっていただきたいと思います。

 あらためて、ご入学、おめでとうございます。

2016年4月2日
法学部長 今尾 真

 

入学式の様子

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今尾真法学部長のご挨拶

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入学式終了後は各学科のガイダンスが行われました。

 法律学科ガイダンスは3102教室で行われました。

学科主任 蛯原先生からの説明です。

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 消費情報環境法学科ガイダンスは1301教室で行われました。

学科主任 大木先生からの説明です。

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政治学科ガイダンスは1201教室にて行われました。

学科主任 毛先生からの説明です。

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