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【質問箱から⑤】グローバル法学科のAO入試の英語の点数はどの程度反映されますか?

受験生の方へ

暑いですね。浜松で最高気温日本タイ記録が出たとの報道。十分に熱中症対策して勉強頑張ってください。 さて、本日は【質問箱】シリーズの第5回で、グローバル法学科自己推薦AO試験科目英語についての質問をまとめて取り上げたいと思います。

第2次選考の試験科目である小論文と英語の点数、面接によって、基本的な合否が判断されます。ご質問の意図がこの第2次選考の英語の得点の扱いについてであると理解してお答えします。一般的に、筆記試験の点数が芳しくないのに面接がよかった者が合格することは難しいと言ってよいでしょう。11月の試験日までまだ時間があるので、過去問を参考に十分に準備して臨んでください。過去問のダウンロードについては別の質問に回答しましたのでログを見てください。実際に受験した学生から動画で対策などをお話しします。 なお、出願要件である英語能力試験のスコアはあくまで出願要件なので、「ギリギリで基準をクリアしたが大丈夫か、選考で不利に扱われないか」を気にする必要はありません。実際に英語の試験をして英語の実力があるかを見させてもらうことになります。その意味で、当日の英語の試験は重要です。参考になれば幸いです。

うーん。普通に英語力を伸ばす勉強というのが答えです。現在の英語の実力、足りないところは人それぞれなので、一般的なアドバイスは難しいです。大学では論理的な文章をまとまった量読み、自分の考えを英文で表現することが必要になるので、その基本ができるかがポイントなると思います。 以下,一般的なアドバイスになります。

1.文構造を把握するための文法理解 英語が第1言語(生まれながらに使っている言語)ではない者が大学レベルでの論理的な文章を読むためには、先ず、文の構造を分析し理解できることが必要です。そのためには高校レベルでの文法の基本事項(5文型、各種複文のルール:主節・従属節、関係詞)を理解し、実際の英文分析で練習することが不可避でしょう。単語だけ知っていても論理的な文章には歯が立たないです。この辺で躓いている人は、中学や高校1年レベルの文法を例文を使ってわかりやすく解説している薄い本などで勉強するとよいでしょう。

2.重要な語彙を増やす 基本の語彙は押さえておく必要があるでしょう。特に動詞の意味と用法(自動詞・他動詞)が分からないと文の意味はとれません。まず重要な動詞を例文と一緒に覚えましょう。逆に名詞は単独で覚えても大丈夫です。動詞は主語や目的語である名詞を拘束して意味をなしますが,名詞が動詞を選ぶことはないからです。 論理的な文章で出てくる抽象的な概念(例えば、正義、利益,損失、費用、同一性、類似性、差異、道徳、倫理、規範、行為、侵害、規制など)は、日本語でのその概念の中味とともに何通りかの英語表現(例:利益 interest, profit, benefit, merit 損失loss,damage)を覚えると、テストにも今後の勉強にも役立つでしょう。最近は市販の単語帳によいものが沢山あるようなので、自分の持っている単語帳で知っている単語と知らない単語を最後までチェックして知らない単語だけ覚えていくのが効率的だと思います。

3.まとまった長さの文章使って読解=精読の練習をする 1がある程度できている人は,2と並行して論理的な文章を1の知識を使って文型分析と、主節・従属節、関係詞と修飾関係を明らかにして精読しましょう。そうすれば難しい文章でも意味が分かります。 文法は分かって、とりあえず日本語に置き換えられても意味が分からないことも出てくると思います。その場合、言語の問題ではなく、知らない、聞いたことがない内容であるため、理解できないことが大学入試レベルだと多々あります。現代文の論説文に出る基本的な用語やそれに関連する知識を増やしていくことも、大切です(このような目的のための参考書があると思います)。とりあえずは、練習で巡り会った文の内容を日本語でネットで調べ疑問を解決する習慣をつけましょう。出てきた知らない英単語や表現もその都度覚えてしまいましょう。 英文解釈のいろんな参考書があると思うのでその中で論説文を選んで重点的に精読するのも良いでしょう。明治学院大学の一般入試(全学部日程・A日程)の大問1や3で使われている文は分かりやすい論説文ばかりですので、練習に最適だと思います。 まとまった英文を読むときは各段落の主題を把握し、段落間の組み立てを理解する必要があります。現代文と全く一緒です。論理的な文章は、段落のキー・センテンスを見つけることで段落の内容を把握できるよう、英文も日本語もできています。段落には一つの内容しか書かない(逆に同じ内容は一つの段落にまとめる)のが、文章作成の作法だからです。

4.英文エッセイの練習 英文エッセイですが、練習の材料として、3で言及した明治学院大学一般入試の大問4がよいと思います。身近で基本的なテーマについて自分の主張とその理由を書くタイプの問題です。 可能であれば、英語の指導者(高校の英語の先生や塾の先生など)に見てもらうと力がつくかもしれません。日本語を英語にするのではなく、自分のいいたいことに近い英語表現を借りる、難しい構文で書こうとしない、のが伝わる英文を書く早道ではないかと個人的には思っています。 書いた後の文法チェック(3単現のs、時制の一致、単数複数)をするクセは付けた方がよいでしょう。

以上ですが、ここに書いたことはどこかで聞いたことばかりだと思います。そうです。中学や高校の英語の先生が多分口を酸っぱくしてみなさんに注意してきたことでしょう。 頑張ってください。一緒に勉強する日を楽しみにしています。

今難しく感じても焦る必要はありません。今大学入試の過去問を見てすらすら解けない人がほとんどだと思います。過去問を見る意味は大きく言って二つあります。

一つは、出題傾向(どんな形式でどのような設問があるのか)、英文のレベルを知ることです。11月にこの問題が解けるようになる目標から逆算してそれまでに何をすべきか、今何をすべきか戦略を考えましょう。 この質問箱の「グローバル法学科のAOの英語の試験で過去問のほかに何を対策すればよいですか」の回答を参考にしてください。https://peing.net/ja/q/5d537469-2ab1-4585-b48e-ac75f433946a 今自分はどの段階にいるのかを先ず知りましょう。

1ができていないなら読めないのは当たり前です。徹底的に文法事項を復習して、高校の教科書ややさしめの文で練習しましょう。 1はできていて、読めない理由が単語が分からないという人もいると思います。2の語彙を増やしましょう。特にでてくる動詞が分からなければ読みすすめるのはむずかしいです。動詞の語彙を増やしていきましょう。 でてくる動詞の9割方が分かれば、理解できた部分から内容を推測していくことで全体の文意がおよそ把握できるはずです。分かったことから全体を把握し、分からない部分を推測する練習はすべきです。3.一定の量の英文を読んでいくことが必要になります。語彙に関して言うと、どんなに勉強している受験生でも、入試問題に出てくる単語のすべてが分かることはまずないでしょう。本番で知らない単語が出てきても慌てず分かるところから理解すれば設問に答えられることが多いものです。 それでも語彙はあるに越したことはないので頑張って増やしていきましょう。

過去問を見る二つ目の目的は、本番に備えて解いてみることです。試験時間どおりにやってみて、解く順番や解き方、時間配分を考えるのが目的です。これは、今やっても効果がないと思います。なぜなら解くだけの実力がついていないからです。これは現役生であれば当たり前のことなので、恥じる必要はありません。試験時の能力とほぼ同じになる本番1,2週間前にやるのをお勧めします。

一般入試でも3年生の夏になって志望校の赤本(多くの大学のものが出そろうのは夏休み前でしょうか)を見て衝撃を受けるのはよくあることです。普通その時には解けません。ここから再スタートと思って頑張ってください。 動画では一般入試を含め現代の大学一年生が夏休み以降どんな勉強をしていたかを聞いてみたいと思います。