2020年2月4日

アデレード大学

Moot Courtについて

いよいよアデレード大学での勉強も最後の週になりました。

最後の3週間はロースクールで授業を受けています。最初の週は主にコモンローについて勉強し、2週目は、今回のロースクールでの勉強のメインであるMoot Court(模擬裁判)を行いました。その様子について紹介します!

今回のMoot Courtのテーマは宇宙法についてでした。

アデレード大学のロースクールは宇宙法の研究で有名なところだと聞いたので、ワクワクしました。

まず、授業で、国際慣習法や条約法などの国際法についての基本的な知識を確認した後、宇宙関係五条約の条文を先生と一緒にたどり、条文の意味や解釈についての確認を行い、Applicant(申立人)とRespondent(被申立人)の2チームに分かれ、弁論や裁判官の質問に対する応答の準備を行いました。

Moot Court自体が初めてであり、英語で条約の解釈を考えるのは容易ではなかったのですが、先生がたくさん手伝ってくださったこと、全員自主的に放課後も準備をしたこと、それぞれのチームでの協力もあり、無事に終えることができました。

裁判官の前で話すことは少し緊張しましたが、準備をしたり、自国の立場に沿った条約の解釈を考え、それを事案に適用し、弁論を作るのはとても楽しかったです。

今度は簡略版ではなく、すべて自分たちで準備をして、Moot Courtに再び挑戦したいです!(R.E.)