2023年3月10日

アデレード大学

アデレードの法学学習と競馬

2022年10月から2023年2月までのオーストラリア、アデレード大学の留学を無事終えました。私にとっては初めての海外渡航であり、毎日が刺激的で良い経験をすることが出来たと胸を張って言える留学でした。特に、語学学校を卒業し、法学学習のプログラムに移行してからは本当に濃密な時間だったと感じます。コモン・ローや国際法、EU法についての座学に加え、領事館元領事の方や元判事の方の講演、現地最大手弁護士事務所の見学、国会議事堂見学や裁判傍聴、模擬裁判などの課外授業など、普通の語学留学では経験出来ない事づくしのプログラムでした。

これらのプログラムについては他の学生のブログを参考にしていただくとして、私は、休日に訪れたアデレード市内にあるモーフェットヴィル競馬場について紹介します。明学生と言えば、白金キャンパスから品川駅へのバスが大井競馬場行きとなっており、明学生には馴染み深いであろう“競馬”。そこで私は南半球有数の競馬大国、オーストラリアの競馬場に訪れてみました。日本ではレースの主催、馬券の販売を国営とも言えるJRA日本中央競馬会が行っています。一方オーストラリアでは、TABと呼ばれる民間機関が場外馬券販売を行っており、街中にもハブやカフェ形式で至る所で馬券販売を行っています。日本以上に競馬を楽しめる場所が多く、国民から愛されているものであることが街中でも感じることが出来ます。もちろん競馬場内でもその熱量はひしひしと伝わってきました。

この日は雨がちらつく曇りの日でしたが、老若男女多くの人がモーフェットヴィル競馬場に訪れていました。大人はビール片手に観戦、子供達も馬に対して大声で声援を送り、ご年配の方々は優しい目線で馬を見つめているとても暖かい場所でした。

こちらの競馬場ではトラックのすぐ横にパドックがありました。

“競馬”という、また違った面から日本とオーストラリアの比較をすることができ、楽しい1日でした。

現地の文化や流行、そして法律システム等の比較や海外体験はかけがえのないものであると同様に、趣味や興味のあるものの観点から、現地での価値観や在り方に実際に触れてみることも留学の大きな価値であると思います。是非機会があればまた留学をしてみたいと強く思いますし、バル法のカリキュラム留学、そしてアデレード大学では非常に良い環境が待っていることは間違いないです。ここまで読んで頂きありがとうございました。
(グローバル法学科 S・S)