2023年3月24日

リーズ大学

イギリス留学で感じたこと

今回私からはイギリス留学をこれまで過ごしてきて感じたこと、
1. リーズ大学での過ごし方
2. 寮での生活
3. 私の休暇の過ごし方
4. アジア人差別
以上についてお話ししていきたいと思います。

まず大学での過ごし方ですが、月曜日から金曜日まで基本的には毎日授業があります。私が受けているコースであるGeneral Englishは、9:00から12:00、午後は13:00から15:00となっており、間で20分間程度の休憩が取られ、授業が進行していきます。
お昼ご飯はお弁当を作って持っていく人もいますが、学内にいくつか電子レンジやお湯を使ってカップヌードルや冷凍食品をもってきて温めてたべている人も多くいます。また、生協などで食べ物を買ったり、食堂で食事をとる人もいます。ぜひ色々な形でお昼を楽しんでください。
授業内容ですが、法律演習が始まる前までは「英語を楽しく学ぶ」というようなスタンスが感じられるような非常に親しみやすいものばかりだったように思います。時には少し難易度の高めなフォーマルな内容のものも行いますが、基本的に専門的な内容は行われていないように思います。大人数でのクラス編成はほとんどないので、積極的に授業内で発言を行い、英語を使うことを「恐れない」という姿勢を身に着けることのできる大きな機会にこの授業がなるのではないかと思います。
法律演習開始後は、専門的な単語が少し増えるだけでそこまで難易度は高くありません。ディベートを行ったり、報道を聞いてそれについて意見するなど、受け身より生徒側が攻めるような形で授業が進んでいきます。傍聴にも参加したり、判決文を読んだりなど、貴重な体験ができたと思います。先生が懇切丁寧に指導してくれるので心配せずに楽しんで授業を受けることができました。
下の写真は珍しく晴れた日の学内です。建物に歴史や英国であることを感じさせるものが多く、毎日通学するのがとてもたのしかったです。とても広いので是非網羅できるようにたくさん学内を探検してみてください。

2つ目に、寮生活についてお話ししたいと思います。リーズ大学留学組は寮生活が基本となっています。私の選択した寮は4人で共有のキッチン、風呂トイレ、寝室別々という形になっています。勿論、共用部分は毎日使うものなので私が到着したその週のうちにフラットメイトで集まってハウスルールを決めました。留学にきてから初めて1人暮らしを体験する方も少なくないと思うので、初めてで色々不便かもしれませんがハウスルールは寮生活を送る上で非常に重要です。ハウスルールを守らないフラットメイトがいた場合には臆せずしっかりと注意するようにしましょう.アジア人だからといってなめられる場合も時にはあるかもしれません。他人と過ごすのは難しいので、自分が不満に思ったことは自分の中にとどめるのではなく、相手に伝えるようにして過ごしていくといいかもしれません。
月に一回以上は写真のように、みんなでキッチンに集まってご飯を作っています。たまたまキッチンであって一緒に課題やご飯を食べるときもあります。リーズ大学を留学先に選んだ方は是非フラットメイトとの仲を深めて現地コミュニティを築いてください!

3つ目の話題、休暇についてですが、留学期間中1か月の休暇がありました。基本的にこちらの現地学生は実家に帰ったり、バカンスを謳歌しに旅に出ることが多いです。私は、この休暇中イギリスにとどまり、ゆっくりと時間を過ごしていました。クリスマスにはこちらにいる日本人学生とクリスマスディナーを一緒に作ったり、年末年始にはアジアンマーケットで手に入れたお蕎麦で年越しそばを作り、Happy New Yearで方々から打ちあがってくる花火をみんなで楽しんだりしました。また、イギリス国内をまわり、ロンドン、マンチェスター、スコットランドへも足を延ばしました。ロンドンでは大英博物館、大英図書館、グリニッジ天文台、シャーロックホームズ博物館などを訪れました。マグナカルタや、ハンムラビ法典の一部、ロゼッタストーンなどなど、世界中からたくさんの人々がイギリスまでこれらの遺産を見るためにやってきます。イギリスはどこもほとんど博物館や美術館のアクセスは無料なので、ぜひ見聞を広めるためにも訪れてほしいと思います。
また、同じ島にありながら、違う文化や法体系をもつスコットランドへの旅はとても興味深く、また足を運びたいと思うものでした。名物のバグパイプ、アダム・スミスの銅像、伝統的な街並み、城、大聖堂など中世の街並みそのままが今を生きているような姿は大変感動的です。リーズからは電車で約4時間なのですこし遠いですが挑戦してみてください。

最後に差別についてですが、私自身大学内では深刻な問題に出会ったことはありません。私が周りに恵まれたということもあるかもしれませんが、リーズ大学は様々なバックグラウンドを持った学生が一堂に会する場です。多国籍で、多様性に満ち溢れています。大学内での差別というものはないに等しいとは思いますが、旅行で外へ出た場合、他国やほかの地域に行った際は一概に「ない」とは言い切れません。アジア人だからという理由で不利を被ることがあります。すれ違いざまにいやな言葉を吐かれたこともあります。少しむせて咳込んだだけで周辺の現地人の目線を感じたり、あからさまに隣に来ないなんてこともあります。
どれだけ国際化、グローバル化が進んでもやはり自分とは異なる人種に偏見やネガティブなイメージを持つことは仕方のないことだとは思います。様々な国籍、育った背景文化をイギリスで多く知ることができると思います。イギリスは、リーズは想像している以上に多様な人種で構成されている地域だと思います、是非自分で考えてみる機会を持っていただけたらなと思います。また、留学中あまりにも深刻な差別的扱いが起きた場合にはすぐさま先生や自分のチューターに相談しましょう。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます;)
I.N