リーズ大学の冬休みは12/14~1/12(2024年度の場合)の約1ヶ月間と非常に長期間です。そのため冬休みを利用して10日間ほど1人でヨーロッパ旅行へ行ってきました。
私は飛行機に乗るのが苦手なため、海外旅行は避けて生きてきたのですが、イギリスからであれば電車のみで様々なヨーロッパの国に行ける、飛行機と比べて費用が格段に安い、リュック1つで周遊ができるなどの利点があるため、どうせなら日本に帰る前に行っておこうと思い、冬休みに入ってから急遽計画を立てました。
最初から海外へ行くのは不安だったため、最初の5日間はバスでロンドンへ行ってきました。また、計画を立てたのが出発の1週間前だったということもあり、バスとホテルのチケットがなかなか取れなかったため、計画を立てることの重要性に気付かされました。初日は昼過ぎにロンドンに到着したためそこまで多くの観光スポットは周れなかったのですが、遅めの昼食をとった後バス停から比較的近くにあったベイカーストリートやシャーロック・ホームズミュージアムのツアー(予約不要)、バッキンガム宮殿へ行ってきました。
2日目から本格的に観光をスタートさせ、電車やバスでウェストミンスター寺院、ビッグ・ベン、ノッティング・ヒルの本屋など様々な場所へ移動しました。しかし、下調べもせず観光するのは意外と難しく、16時頃には真っ暗になってしまうため1日の間に多くの観光スポットへ行くことはできなかったのですが、日にちに余裕があったので周りたい場所は周り切ることができました。
ビッグ・ベン
5日目にロンドンからパリへユーロスターに乗って移動しました。
パリではエッフェル塔やエトワール凱旋門、ヴェルサイユ宮殿などへ行きました。
エッフェル塔
また、パリのルイ・ヴィトンで村上隆とのコラボをやっていると聞き店舗へ行ったのですが、事前予約でチケットを購入しないと入場が出来なかったため、建物の外観の撮影だけしてヴェルサイユ宮殿へ移動しました。
宮殿の中は博物館のようになっていて、多くの美術作品が展示されていました。私は芸術作品に興味は無いのですが、そんな自分でも2時間滞在したほど見所満載なのでおすすめです。
ヴェルサイユ宮殿
ちなみに近年は円安の影響もあり、非常に物価が高いのでパリへ行こうと考えている方は事前にお店のリサーチをしておくと良いかと思います。私は何も調べずに入ったお店で食べたステーキが9000円ほどしました…(味はおいしかったです。)
また、パリ最終日あたりから徐々に帰りたいと思うようになっていきました。1人で観光している以上、話す相手がいないため何かイレギュラーなことが起こった時すぐに相談などができないうえ、有名スポットなどを調べながら観光していたのでスマホの充電が無くなる不安も相まって後半は生きた心地がしなかったです。旅行に行く方はよっぽど行きたいと思っていない限り友人と行くことをおすすめします。特に「電車だけで行けるし記念に行っておくか」などという気持ちで行くと私のように精神的にキツくなります。
パリに3日間滞在した後、アムステルダムへ移動しました。この時には既にモチベーションがほとんど無くなっていたので帰ろうかとも思いましたが、電車とホテルのチケットを取っている以上行くしかないと思い、重い腰を上げて5日目と同じくユーロスターで出発しました。
アムステルダムに着いたのは夜だったため、初日は駅周辺を散策し、次の日の早朝から観光を開始しました。2日目は朝からホテル周辺やアムステルダム中央駅付近の市街地を観光し、チーズショップやルイ・ヴィトン、ムント塔などへ行き、クルーズツアーへも飛び込みで参加しました。これらは全てホテルから歩いて行ける距離にあったため、特にハプニングも起きずスムーズに観光が出来ました。
また、夜にはパリでの反省を生かして朝から夕方までアムステルダム周辺を7時間かけてバスで散策し、チーズ作りの体験などもできるツアーに申し込みました。しかし、ここでハプニングが…
ツアーは翌朝の9時からスタートし、10時前に最初の観光スポットである風車で有名なザーンセ・スカンスへ到着しました。
ザーンセ・スカンスの風車
予定ではそこで1時間ほど滞在し、バスで次のスポットへ向かうはずだったのですが、集合時刻にバスが停まっているはずの場所へ向かうとバスがありませんでした。すぐに(置いていかれた…)と思い、ツアーの運営会社へ電話をかけましたがなかなか繋がらず、やっと繋がったと思ったら今は忙しいから後にしてくれと門前払いを食らいました。私はこの時点でもう帰ろうと思ったのですが、まだ昼過ぎだったということもありツアー代金の元を取る気持ちで半分泣きながら徒歩のみで観光しました。この時に話せる友達がいればまだ気持ちは楽になったのだろうと思いますが、誰も誘わず1人で来ていたためずっとネガティブな感情を抱きながら散策していました。
そのため、写真を見返しても1人の時に撮ったものは1枚もありませんでした。
次の日の予定はリーズへ帰るだけだったので半分安心したような気持ちで夕方頃ホテルへの帰途につきました。
最終日はアムステルダム中央駅周辺のショップでお土産を買い、ロンドン経由でリーズへ帰りました。
私のような例は稀だと思いますが、自戒の意味も込めてここまでを留学ブログとさせていただきます。
多少なりとも皆さんの参考になれば幸いです。(N)