明治学院大学 法学部 公式サイト

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スタートライン

黒田 美亜紀

担当科目  民事法入門,民法総則,物権法,演習,成年後見法制
研究分野  民法

 新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。皆さんを心より歓迎いたします。
 法学部に入学したばかりの皆さんは,受験勉強から解放されてほっとすると同時に,これからの大学生活に対して,希望や不安を抱いていることでしょう。そうした皆さんに,わたしからは,2つのメッセージをお伝えします。
 第一に,法律の勉強は,高校までにある程度勉強してきた数学や英語と違い,どこの大学の新入生でも,皆同じくこの4月がスタートラインです。皆さんの中には,明治学院大学が第一志望であり,合格してやる気になっている人もいると思います。そして,もしかしたら,ほかの志望大学に合格できなかったというような理由で,不本意ながら入学した人もいるかもしれません。このような人たちは特に,いつまでも後ろ向きの気持ちでいないよう,気持ちを切り替えて臨んで欲しいと思っています。先程も述べたように,法律の勉強は,大学に入学して,ほぼゼロからスタートします。これからどのように皆さんの力がついてくるかは,皆さん次第です。やる気を持って勉強する人と,嫌々ながら勉強する人,ほとんど勉強しない人とで,同じ勉強をしていてもその効率や身に付き方がまったく違うことは容易に想像できるでしょう。腐っていると損です! あっという間に差がついてしまいます。大きな差がついてしまってから追いつくのは大変です。不本意ながら入学したという人は,4年後卒業する時点で,自分が志望していた大学に入学した人を見返せるよう,気合いを入れて頑張って欲しいと思います。そして,それは十分に可能です。もちろん一人で頑張れなんてことは言いません。明治学院大学法学部に入学して良かったと思えるよう,みんなで頑張っていきましょう。
 第二に,大学生活の4年間は社会に出るまでの大変貴重な期間です。大学時代のようにまとまった自由な時間がとれることは今後の人生の中でそうはないでしょう。また,そこで得られる友人・知人はとても貴重なものです。この間に,いろいろなことを経験し,考えて欲しいと思います。4年間はあっという間に過ぎます。学費のため,生活のため,または遊ぶためのアルバイトも否定しませんが,ほとんどの時間をアルバイトに費やすのは考えものです。大学受験を終えたばかりの皆さんに言うのは酷かもしれませんが,大学生活が4年間であるのに対し,その後の社会人生活は40 年以上にも及びます。そのための準備期間が就職活動を始めてからのたった数ヶ月というのでは短すぎることは言うまでもありません。いざ就職活動などの進路を決める段階になって慌てないためには,自分をみつめる機会を設けることが大切です。時間を有効につかい,たくさんのことにチャレンジして下さい。そして,なりたい自分を思い描き,それに近づくことができるよう努力して下さい。悩んだとき,困ったときには遠慮なく相談して下さい。