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ゼミの紹介

ゼミの紹介

2021年度のゼミの募集について

今年度ゼミ募集はmanaba上で行われます。

11月11日(水)よりコースが公開となりますので、11月11日(水)以降manabaよりご確認ください。

各教授のページに、過去のゼミ生の声も掲載されていますので、そちらも参照してみてください。

(田澤元章先生(商法)、大木満先生(民法)、黒田美亜紀先生(民法)のゼミは、次年度は開講されません。)

法律学科

教授名 ゼミのテーマ/概要
福田 清明

債務不履行を中心に改正民法を学ぶ

2020 年 4 月 1 日施行の改正民法を,教科書2を用いて債務不履行法を中心に学びます。教科書2の個別テーマと設例を学生に報告してもらう。報告に関して私が履修者全員に質問をする。3回の学生による報告後に私が設例を提示するので,それを学生相互が相談・ 質疑応答しながら解いてもらう。教科書2は図書館のものを利用しても良い。  ゼミの第 2 回から第 6 回までは,教科書1を使います。民法に関係しない小学 校高学年から中学生を対象に書かれた図書です。これを使って,皆が何か自分の意見を言いやすい雰囲気を醸し出せたらと思う。本編の後の解題(丸山真男・執筆)が重要なので,岩波文庫版を購入すること。

畑 宏樹

民事裁判の仕組みを通じて民事法の全体構造を体感しつつ、ワンランク上の法的思考力を身につける。

民事紛争の処理のための制度には様々なものがありますが、なかでも民事訴訟制度は実体法(民法・商法)上の権利を裁判所という公権的な機関を介して確定・実現していくプロセスであり、紛争処理のための中心的な制度といえます。  このゼミでは、この民事訴訟制度が果たしている現代的役割を理解することを目的とし、そのために必要不可欠な基礎的かつ重要な問題をとりあげて検討を加えていくことを予定しています。具体的には、まず過去の代表的判例や最新の重要判例、あるいはこれらを基にしたような事例問題を素材として取り上げ(「問題設定」)、そこから生じてきている学説上・実務上の諸問題を抽出し(「問題分析」)、これらについていかに考えていくべきか(「法的思考」)、という考察手法のもとにゼミを進行していきたいと考えています。もっとも「問題設定」の段階については、私のほうで扱うべき判例・事例問題のリストを予め参加者にお配りします。そして、ゼミの初回時において参加者に報告課題を割り振って報告担当者を決め、各授業時においては報告担当者にその報告をしてもらい、それに対する他の参加者からの質疑という感じでゼミが進んでいきます(主に春学期での予定)。  より高いレベルでの「法的思考力」を養っていただくために、本ゼミにおいては、報告担当者のみならず他の参加者も含めた内容のある活発な議論がなされることを期待します。

波多江 久美子

交通事故のケースを題材として、不法行為に基づく損害賠償請求事件の解決について学びます。

第1回は、ガイダンスと自己紹介の時間です。第2回から第15回では(春学期)、いくつかのテーマ(交通事故の加害者が損害賠償責任を負う法律上の根拠は何か、被害者はどのような損害について賠償を求めることができるか、損害の算定はどのように行うか、紛争解決制度としてはどのようなものがあるかなど)について、調べて発表をしていただきます。また、この期間中は、全員が、自分が関心を持ったテーマで3分間スピーチを行い、プレゼンテーションのスキルを磨きます。第16回から第30回(秋学期)では、春学期に培った基礎知識をもとに、いくつかの判例について、調べて発表し、皆で議論をします。

今尾 真

民法財産法(債権法を中心)における最新重要判例研究 ―判例を読み解き、真の法的思考力を獲得しよう!

2020年度は、民法債権法の改正法が施行されるので、民法判例百選Ⅱ〔第8版〕掲載の債権法に関する重要判例を素材として、判例研究を行う。事実を的確に把握する能力、紛争処理に際しての着眼点、説得のための法的論理の組み立て方(法的思考法)、議論の展開の仕方などの基礎力を養成する。本ゼミでは、弁護士・裁判官・検察官・司法書士・行政書士などの法曹にとどまらず、企業法務・公務員などの広義の法曹を含む、法的思考力・知識をもって社会で活躍できる人材の育成を行ないたい。特に、公務員試験・法科大学院進学・各種国家試験資格を目指す学生および4年生のゼミ参加(3年生にゼミの作法や勉強法または就活の仕方などを伝授してもらうとともに先輩・後輩の交流も重視したい)も大いに歓迎する。 春学期は、法的思考力・法的知識の習得を目標に、重要で基本的な判例の問題解明にあたる。そうした能力の実践の場として、他の民法ゼミ(大木ゼミや黒田ゼミ)との合同討論会を行う予定である。また、夏合宿では、毎年恒例の定期戦として、今尾ゼミOBの宮崎産経大の明石真昭准教授のゼミと合同ゼミ合宿(場合によっては本学の他のゼミも参加)を開催する(来年度は、東京オリ・パラで東京の混雑が予想されるので、明石ゼミの本拠地、風光明媚な九州に遠征しての開催を予定)。 秋学期は、春学期・夏合宿で培った能力を駆使して、総則・物権の重要判例および発展的問題の解明に加え、ゼミ集大成として畑先生のゼミ(民訴)・黒田先生のゼミ(民法)と合同討論会を行う。また、法的思考力の民法以外の法律問題に応用する機会として、法学部主催の法律討論会への参加などの活動も行う予定である。 ♣♤ゼミの醍醐味親睦面♡♢ 勉強のみならず、ゼミ生間の親睦活動(飲み会、ゼミ合宿、その他各種イベント開催・参加)・ゼミOBと現役ゼミ生との交流(3年生と4年生との交流やOBがゼミに参加および毎年5月にOB会開催〔ゼミは来年度で22期生を迎える〕。院生やOB・OGが随時ゼミや懇親会・合宿に参加し様々な指導やアドバイスを行っている)にも重点を置いて、ゼミを一生に亘る仲間作り、多様・多彩な人脈作りの場としたい。“勉強するときはしっかりやる、遊ぶときはしっかり遊ぶ”をモットーに、大いに盛り上がるゼミを行いたい。特に、他のゼミとの親睦・交流を図ることにも積極的に行う予定である。

伊室 亜希子

民法判例研究

『民法5親族相続 判例30!』の中から、毎回1~2事件を担当者に報告してもらい、皆で議論する。  2020年度は、家族法の判例を扱う。春学期、秋学期ともに最低2回(計4回)報告してもらうこととする。報告の仕方、レジュメの作り方、文献の調べ方は最初に時間をとって説明する。春学期は判例をこちらで指定するが、秋学期のゼミの内容は学生と相談して決める。また例年、夏合宿を行っており、合宿でも課題をクループごとに報告したうえで討論する(全員参加)。 第1回:自己紹介、ガイダンス。予定表を配布し、報告担当者を決める。 第2回:判例報告の仕方、レジュメの書き方の講義 第3回:図書館で資料集めの練習 第4回以降:報告開始

菅 正広

国内外の貧困削減と日本の役割

本ゼミでは、実際の公共政策や経済・社会政策の考察を通して、それら政策の基本概念を学びつつ、国内及び海外の貧困問題の現状、課題やそれに対する政策を検討する。 政府・自治体、企業、金融機関、NPO、個人が国内外の貧困に対して果たすことのできる役割を考察し、実際の政策立案や提言、そして実践につなげることを目的とする。その際、ソーシャルビジネスについても議論し、その可能性について検討する。 併せて、ゼミの議論を通して、プレゼンテーションやクリティカル・シンキングの力を身につけていくことも目的とする。 国内外を問わず、社会の状況に目を向け問題や課題がある場合、日本や私たち日本人には何ができるのかを考え、具体的政策や実践の方法を導き出す力を養う。 本ゼミでは、文献の読み込み(関係者などフィールドでのヒアリングも)→考察したことをレポートにまとめ→ゼミでプレゼンテーション→相互に批評・フィードバックを行いつつ、ディスカッションを進める。各自の検討のスコープは適正であったか、考え方の道筋や論理の妥当性はどうか等について議論する。 まだ必ずしも答えがない問題について、政策提言や実践にまで結び付ける方法を考える過程で、社会的課題の諸相を考察・議論することは、将来、政治家や公務員(国際、国家、地方)として、また、企業、金融機関やNPOなどで、あるいは社会起業家として働くことに関心のある学生にとって有益な機会となろう。

河野 奈月

労働法政策

・日本では現在、「働き方改革」の名の下、労働法の様々なルールについて見直しが進められている。今年度のゼミでは、現在のルールの下でどのような問題が生じているのか、また、将来、どのようなルールを設けることが望ましいのかを議論することを通じて、日本人の働き方や皆さん自身の将来の働き方について考えてもらいたい。 ・報告の方法は、春学期はグループ報告、秋学期は個人での報告とする予定である。秋学期に取り上げるテーマは自由である。春学期のテーマについては、参加者の興味関心を踏まえて決定する。 ・他者との意見交換を通じて様々な考え方に触れ、多角的な視点で物事を考えられるようになってもらいたい。そのため、各回のゼミでは、報告者以外にも事前準備と発言を求める。また、秋学期中にレポート課題を課すことを予定している。

黒田 美亜紀

事例や判例を分析して民法を学ぶ

■本演習では、民法の財産法(総則・物権・債権)および家族法(親族法・相続法)に関する重要基本問題について、判例や事例を中心に検討し,具体的な問題を法的に解決するための能力や方法・バランス感覚を身につけます。 ■毎回、1つの判例を主に取り扱います。取りあげるのは,公務員試験や各種の資格試験等で頻出の重要判例です。基礎的な問題からはじめ、少しずつ発展的な問題に取り組みます。各回のゼミは、報告担当者(3~4名のグループ)の報告をもとに、皆で討論をする形で進めます。報告担当者は、事前に、事実や問題点を把握・分析し、関連する判例・裁判例や学説を調べた上で自分たちの見解をまとめ、報告の要点を記したレジュメを作成することが必要です。はじめは難しく感じるかもしれませんが、必ずできるようになります。 ■人に教えたり,人の考えを知ることはとても勉強になります。ゼミにはそれを理解している4年生も参加し,3年生と一緒に学んでいます。また、就職活動や公務員試験・採用、各種資格試験等について4年生やOB・OGからアドバイスを受ける機会も設けています。 ■授業期間中の決まった曜日・時限のゼミとは別に、例年、夏季休暇中の9月に2泊3日のゼミ合宿を行っており、3年生はほぼ全員が参加しています。ほかに、他ゼミとの合同討論会、OB・OGや他年次生、他ゼミ生と交流するための合同懇親会を年に数回程度行っています。

西田 真之

法史学の探求

現在、日本で我々が接する法学は、明治時代に西洋諸外国から学び取った法制度の成果を基本としている。では、過去にはどういう法の世界が広がっていたのだろうか。本ゼミでは法史学をテーマに、現代法との比較の過程で垣間見える「法」の世界の奥深さを探求してゆく。 ゼミでは、選択した本・論文を輪読、レポーターを立て、全員で議論をする形を取る。また夏にはゼミ合宿を行う。合宿では、各人が興味のあるテーマを報告し、議論を深める。最終的にはゼミ論文を執筆しながら、各自のスキルアップを目指すが、報告・討論を行いながら、自身でテーマ設定した内容を他者に分かりやすくアウトプットすることの面白さも体感して頂ければ、幸いである。

鈴木 敏彦

刑事訴訟法を体験する。

刑法は,殺人や詐欺などの犯罪があった場合の要件や刑罰を定めている。しかし,刑法がどんなに立派な規定を定めていても,犯人を捕まえ,犯罪を行った証拠を収集し,犯人が犯罪を行ったことを立証し,実際に刑罰を科さなければ,刑法は絵に描いた餅にすぎない。そこで,刑法を実現するため捜査・公判・刑の執行についての手続を定めているのが,刑事訴訟法である。ところで,手続法は,具体的なイメージを掴みにくい欠点があり,刑法に比べて取っつきにくい点がある。そこで,このゼミでは,刑事訴訟法を机上の理論ではなく,模擬裁判を行ったり,実際の裁判を傍聴したりし実際に体験してもらって刑事訴訟を体で理解してもらう。

渡辺 充

「市民生活と税金」

2021年度は、メインテーマを「市民生活と税金」とし、ゼミナリステンが任意に選択した個別テーマを取り上げ、グループで研究発表をする方式で行います。 たとえば、次のようなテーマです。 ① コロナ禍、台風・大雨等により個人の生活に大きな影響が及んだ場合の「災害と税金」 ② 株式の譲渡、日本版NISAなど、今後の資産投資に対する「金融商品と税金」 ③ ふるさと納税とは寄付なのか税なのか?「ふるさと納税と税金」 ④ 親が死亡した場合、自分の住んでいる居宅を相続しても税金を払うのか?認知症の親の財産の管理をどうするのかといった「相続と税金」 ※2021年度に日中韓3国交流事業がある場合には、渡辺ゼミは参加する予定です。その際には、一部、テーマの変更がある場合もあります。

山本 未来

行政法研究

本演習では、行政法の理解を深めるために、裁判例を基にした演習や模擬裁判を実施する予定です。また、身近な時事問題についてのディスカッションや実際のパブリックコメント事案への意見提出を行うことにより、行政の諸活動についても広く学んでほしいと思っています。

消費情報環境法学科

教授名 ゼミのテーマ/概要
穴沢 大輔

刑法判例研究

刑法解釈論において重要な判例を素材とし、その分析を通じてそこで何が問題とされているのかを理解し、そのうえで内容について議論してひとつの結論を導くことを目標とする。そこで何を分析するかは、各自の判断(教員が補充・修正等することはあるが)に基づいてまずはなされるので、これまでの講義や生活の中から自分の問題意識を抽出し(選考レポートも参照)、レジュメを作成し、議論に臨んでいただきたい。また、皆でその内容を理解することも重要だと考えている。

井頭 麻子

環境問題と科学

科学技術は、人類に豊かな暮らしをもたらした一方で、オゾン層破壊や地球温暖化といった地球規模の問題から、光化学スモッグやPM2.5、ゴミ問題、水質汚染といった身近な問題まで、様々な環境問題を引き起こしました。そのような環境問題に漠然とした関心をもっている学生は多いと思いますが、その原因を自分自身でしっかりと調べたことはあるでしょうか。環境問題を直接的に引き起こしているのは化学物質です。その原因物質がどこから発生し、どのように影響を及ぼしているのかを知ることは、環境問題の対策を考える上で必須です。このゼミでは、環境問題を科学的に理解し科学的な思考を身につけるとともに、発表スキルを身につけること、そして今後の生活に役立つような知識を学ぶことを目指します。 まずは本の輪読から始めます。担当者は様々な質問に解答できるようしっかりと準備する必要があります。一つのテーマが終わったら、それぞれが興味をもったことを詳細に調べ、発表し合うことによってさらに理解を深めます。発表は、レジュメだけでなく、パワーポイント等のプレゼンテーションソフトを用いて行ってもらいます。希望があれば、施設等の見学にも行くこともあります。最後には、自分の興味のあるテーマ(環境に関連があれば何でも構いません)に関して発表を行い、総まとめとします。

近藤 隆司

倒産判例研究

倒産法(破産法、民事再生法、会社更生法など)に関する判例について、ゼミ生による報告と、これに基づく質疑応答・討論を行います。 報告者は、レジュメを作成・配布のうえ、報告を行います。判例の解説にとどまらず、判例に賛成か反対かの立場も表明して下さい。 報告者以外の者は、報告者に質問したり、報告者の立場に反対します。自分の報告のときだけでなく、他のゼミ生の報告のときも、一生懸命に質疑応答・討論に参加して下さい。 *1 報告は、春学期1回と、秋学期1回とします。 *2 正当な理由なく2回欠席した者、(正当な理由があっても)欠席・遅刻が多い者には、単位を認定しません。 *3 ゼミ合宿は行いませんが、懇親会は適宜行います。また、秋のゼミ対抗スポーツ大会に参加します。

倉重 八千代

民法および消費者法の重要判例研究

ゼミでは、民法および消費者法の比較的新しい平成に入ってからの重要判例・裁判例や、現代社会の複雑化と多様化、消費社会の変容と高度化を背景に起きている新しい法律問題を素材に、実社会では、どのようなトラブルが起こり、これに対して、どのような法的解決方法があるのかを学び、民法および消費者法の理解を深め、リーガルマインドを養うことを目的とします。 具体的には、私たちの日々の生活を規律し、消費者法の基本原則となる民法を理解しつつ、私たち消費者に密接に関わっている消費者法の意義や内容を理解し、これら相互の知識を習得することにより、法律問題を法的視点から多角的に考え解決できるように進めていきます。同時に、リーガルリサーチ能力、論述能力、ディベート能力、プレゼンテーション能力も高められるように工夫するつもりです。春学期4月はオリエンテーション、5月からは民法の中でも消費者法に関わりの深い重要な分野(財産法)を中心に、秋学期は消費者法とゼミ生各自が興味を持った分野を中心に、判例等の発表、ディスカッション、ディベート、模擬裁判などを行う予定です。 希望があれば、法廷教室での模擬裁判、ゼミ合宿、裁判所見学、日本銀行見学、法務省見学、東京証券取引所見学、他大学と合同のセミナー参加などを実施することがあります。 さまざまなゼミ活動を通して、いろいろな問題について、自ら法的に考え、他者に伝える力を身につけて欲しいと思います。

圓山 茂夫

消費者問題と法

消費者法は、様々な消費者問題に対応して発展してきた。その範囲は広い。新聞でいえば社会面と生活面と経済面と政治面にまたがる。取引被害だけではなく、安全や表示の問題もある。行政規制だけではなく、民事救済も重要だ。  本ゼミの学習は、ゼミ学生が主体となる。春学期は、主に班分けをしてディベートを行う。これに、生産現場や研究所の見学を交える。  秋学期は、各自が希望するテーマを深堀りし個人発表する。夏休みから論文、判例、ヒアリング等の調査を行い、問題状況、法制度、政策課題などを把握する(調査のやり方はアドバイスする)。それを秋学期に個人発表し、質疑応答を経て、秋学期の末にレポートにまとめて提出する。  春学期、秋学期とも、予習をしてきて積極的に意見を述べ、質問をする。社会で通用する主張力、質問力を高めよう。  当ゼミは学科を問わない。2019年度は学生10名程度。夏休みは他大学と合同の合宿を行っている。

宮地 基

憲法に関する個別的諸問題の研究

受講者各自が自分の研究テーマを決め、研究の成果を順次授業中に報告して、学年末にゼミ論文にまとめます。多少なりとも憲法に関係があれば、どんな研究テーマを選んでもかまいません。なお、法科大学院進学希望者、公務員試験受験希望者には、教員からそれぞれの進路に適したテーマを提案します。  4年間の学生生活で、「これを勉強した」と胸を張って言える成果を残しましょう。ゼミの運営については、ゼミ長以下各種の委員をおいて、学生の自主的な運営に委ねています。原則としてすべての受講者に、何らかの委員に就いてゼミの運営に参加してもらいます。

大木 満

民法に関する判例および事例研究

ゼミでは、民法(財産法)の基本問題について、判例および事例問題を素材に検討していきます。判例・事例研究を通じて、民法に関する理解を深めることを目指します。具体的な事実関係に対する法の適用を学ぶことによって法を立体的に勉強し、最終的には民法の基礎知識や運用能力を総合的に身につけることを目的とします。その他に、ゼミ活動を通じて、問題を自分で発見して解決できる能力、資料収集や調査する能力、自分の主張を明快に人に伝えられるプレゼンテーション能力、他者と議論するディベート能力などの向上も、できる限り養っていきたいと思います。  ゼミの具体的な運営方法は、主に「民法判例百選Ⅰ・Ⅱ」やあらかじめ配布された事例問題から各人がそれぞれ自分の報告する判例や事例問題を選択して報告の準備をし、毎回1人または1グループ(人数が多い場合)のペースで報告してもらい、その報告をもとに、みんなで質疑応答しながら進めていきます。ゼミではゼミの時間以外に、事前の準備の時間が重要です。毎回、全員が予習してくることが前提となります。またゼミ活動として、夏のゼミ合宿や法律討論会、ゼミ対抗のスポーツ大会への参加も毎年行っております。2020年度の夏のゼミ合宿は九州(大分県ないしその方面)で行う予定です。ゼミ合宿もゼミの勉強の一環です。大木ゼミ参加の場合はご承知おきください。

大野 武

民法・土地住宅法の研究

本演習では、民法をベースとした「土地住宅法」についての基礎知識を学習すると同時に、関連する裁判例を深く掘り下げて検討を行うことを目的とする。 私たちにとって土地や住宅はまさに生活の基盤であり、自己のライフスタイルを決定する重要な部分を占めているにもかかわらず、それらに関する法律となると、その仕組みが複雑で難しく、煩わしいものと思われているためか、どちらかといえば避けられる傾向にある。しかしながら、こうした傾向こそが土地住宅問題を生じさせる原因であるともいえる。基本的に、土地や住宅の売主や貸主が事業者である場合、その消費者である買主や借主よりも、経済力、情報力、知識量などにおいて優位に立っているため、消費者の無知・無関心に乗じて、事業者は不当な利益を得ることが可能であるからである。 そこで、本演習では、これらの土地住宅問題の構造を理解し、問題解決能力を涵養するために、民法(契約法や物権法)のほか、借地借家法や区分所有法などの民事特別法、都市計画法や建築基準法などの公法にも視野に入れつつ、学習するものとする。 演習の進め方としては、春学期は、土地住宅法分野の重要裁判例について検討を行ってもらう。判例研究を通じて、個別の紛争の中から論点を発見し、それに関する条文や先例を調べて検討を加え、問題を解決するという法的思考能力を養うことを目的とする。そして、秋学期には、土地住宅問題に関する事例問題に取り組んでもらう。グループごとに事例問題を割り当てるので、各グループは、その事例問題について十分な解答がなされるまで、同一の問題について2、3回程度は報告をしてもらうことになる。これにより、実際の土地住宅問題に対する解決策を導き出せる理論的・実践的能力を養うことを目的とする。  なお、本演習では、通常の開講時間(金曜4限を予定)の参加のほかに、2泊3日のゼミ合宿の参加(夏休みを予定)および学期末のレポートの提出(8000字)を単位取得の必須条件とする。

太田 和俊

データサイエンス研究

大規模なデジタルデータを分析し、可視化・利用することは、現在、自然科学・工学・金融・商取引・政治など非常に多くの分野で幅広く用いられている手法となっている。本ゼミではPythonと呼ばれるプログラミング言語を対話的に用いて、数値計算・統計学・データマイニング・機械学習(AI)・信号処理などといったデータサイエンスの中核となる概念について学ぶ。春学期には教科書に沿って、データサイエンスの基礎についての演習を行い、秋学期には法学・政治・経済分野における実際のデータを用いて、データサイエンスの解析方法に基づいた問題研究を行う。

櫻井 成一朗

法律と人工知能

現在、人工知能は第三次ブームを迎え、すぐにもAI社会を迎えようとしている。既に、AIスピーカーが家庭に導入され、携帯型機械翻訳装置も売られている。春学期は法律人工知能を作成すべく、法ルールを述語論理に基づくPrologで記述することを通じて、法律人工知能の基礎を学ぶ。秋学期は、深層学習に代表される最新AI技術が社会にもたらす影響について批判的に検討することで、人工知能の現在を学んでいく。これらを通じて、「考える」とは何かについて学んでもらいたい。

高橋 順子

ゲームプログラミング研究

本ゼミでは、コンピュータを用いた情報処理技術の応用として、オリジナルなコンピュータゲームの制作を目指します。春学期はC#言語による中級以上のプログラミングができるようになるための基礎演習とゲーム統合開発ツールUnityを用いた実践的なゲーム制作演習を行います。夏休みのゼミ合宿から、コンピュータグラフィックス、カードゲーム、ロールプレイングゲーム、シューティングゲームなどのより高度なプログラミングテクニックについて学び、最終的に応用作品としてオリジナルなコンピュータゲームのプログラムを制作していきます。

角田 真理子

消費者法事例研究

経済社会の変化を背景に消費者問題は複雑・多様化し、次々に新しいタイプの問題が発生し、複雑・深刻化している。消費者法は、消費者問題の発生にともない生成されてきており、その時々の時代を写す鏡となっている。  ゼミでは、消費者をめぐる紛争事例や時事問題などを素材に、消費者法のあり方について検討する。春学期は、主に判例等のグループ発表や基本問題のディベートなどを、秋学期は個別発表を行う。夏休みのゼミ合宿では、集中した議論などで親睦を深める。また、企業(IT系企業、損害保険会社等)や消費者関連団体(生協関連連合会等)の訪問やOB、OGとの懇談会などを行う予定。

鶴貝 達政

情報処理研究

コンピュータを使用して情報処理を行うためにはアプリケーションプログラム(例えば、文章を作成するためのワードや表計算のためのエクセルなど)が必要です。アプリケーションプログラムはプログラミング言語(C言語や perl など)で作成しますが、プログラムの基本的な仕組みはたったの5つ((1)出力、(2)計算、(3)入力、(4)条件判定、(5)繰り返し)からできており、この演習ではそれを応用してアプリケーションプログラムの作成を行います。 春学期には教科書の演習を行いながら、プログラミングの復習をします。プログラミング言語は、画像処理とネットワークのアプリケーションプログラムが比較的容易に作成可能であるJavaを考えています。秋学期には自分の決めたテーマに沿ってアプリケーションプログラムを作成します。演習ではプログラムの設計、実際のコーディング(プログラムを作成すること)の途中経過を発表し、より良いプログラム作成について考えていきます。

グローバル法学科

教授名 ゼミのテーマ/概要
阿部 満

気候変動法の比較研究

前期に、アメリカの気候変動法の教科書を使って、学生の報告・議論によって、気候変動の問題点・温室効果ガス抑制の手法・気候変動現象への適応についての理解を深める。夏休み中に気候変動がもたらしている現象について個別調査を行い,後期のはじめに報告・議論を行う。後期はアメリカの制度・議論との比較で、日本の気候変動法、政府・自治体・企業の政策について報告、検討を行う。

蛯原 健介

比較ワイン法研究室(蛯原ゼミ第20期)

このゼミは、日本唯一の「ワイン法ゼミ」です。学内でのゼミおよび現場での研修を通して、ぶどう栽培、ワイン醸造、ラベル表示、ワインの流通や国際取引にかかわる国内外のルールを学びます。 今期は、バル法のゼミ初年度となりますので、日本語文献だけでなく、国際機関や各国政府の報告書などの英語文献も輪読予定。春学期のパワーポイントは日本語で、秋学期は英語のパワーポイントを作成してもらいます(発表は日本語でも可)。 秋学期は、ゼミ論文(日本語可。夏の小レポートとあわせて1万字以上)の執筆に向けて、学生自らがテーマを選択し(ワインに限らず、食品・農林水産産物、地域振興など興味のあるもの)、プレゼンテーションを行います。 徹底した少人数教育を行う必要性に加え、頻繁に学外研修やワイナリー訪問があり、タクシーでの移動が多いため、11名程度しか募集できません。学外研修は、木曜日の1〜2時限を使う予定です(月曜日を使う可能性もあります)。19期は、日帰りの学外研修として、キリンビール、マンズワイン、サドヤワイナリー、日本航空等を訪問。夏合宿は北海道で実施し、北海道ワイン、ニッカウヰスキー余市蒸留所、サッポロビール北海道工場などで研修を行いました。 ゼミでは就職活動支援にも力を入れており、主な進路としては、エアライン(JALやANAの客室乗務員)のほか、ワイン・食品業界、公務員(県庁、特別区、市役所)、商社、旅行・ホテル、マスコミ、金融、メーカー、大学教授(法学部)、高校教員(政治・経済)など、さまざまな分野で卒業生が活躍中。毎年12月30日に開催される「大忘年会」には、1998年入学の第1期生から現ゼミ生まで多数のメンバーが集結します。

東澤 靖

国際人権法研究

紛争と難民、ジェンダー、LGBT、ヘイトスピーチなど、国際社会や日本の社会で起きているさまざまな問題を取り上げながら、それらの問題を考えるための国際人権法について研究する。また、ビジネスと人権など、新たな取り組みが始まっている分野も調査する。最初の方で基礎的な知識を学んだ上で、それぞれのテーマを調査し、発表やディスカッションを行う。  国際人権に関わる国際機関やNGOの訪問、可能であれば海外調査も行う。また、夏休みの合宿などで議論を深めていく。

申 美穂

国際私法研究

国際私法とは、国際契約、国際結婚、国際養子縁組のような、国際的な私人間の法律関係について、適用される法律(準拠法)を内国・外国の法律の中から選ぶという特殊な機能を持った法律です(日本では、「法の適用に関する通則法」が主な法源)。「国際私法って初めて聞いたし、自分にはあまり縁がなさそう」と思う人は多いと思いますが、交通手段・通信手段が発達し、外国と関わる機会が飛躍的に増えている今日、国際私法はおそらく、皆さんが思っている以上に身近な法律です(注:国際私法は国際法とは異なります!)。 本ゼミでは、この国際私法について、主に事例形式で学んで行きます。また、国際民事手続法や国際取引法等の関連領域についても学習する予定です。 最初に主な参考文献、レジュメの書き方等について説明します。事例研究は、グループ又は個人単位でテーマを決め、それについて勉強してきた成果を報告してもらい、その後に全員でディスカッションをしてより理解を深めていきます。 秋頃に他大学との合同ゼミを福岡市で予定しています(1泊2日予定。事情により変更・中止の可能性あり)。

高田 寛

グローバル企業法演習

グローバル企業における国際ビジネスでは、英文契約書の知識・スキルが必須です。本ゼミでは、英文契約書の読み方・書き方および法律英語を徹底的に学びます。具体的には、毎回、英文契約書例文を熟読し、事例に即した英文契約書を作成し、これに不備があるかどうか検証します。また、国際取引法学会のエッセイコンテストに応募していただきます(必須)。

高橋 文彦

法と異文化理解(law and cross-cultural understanding)

法とは権利と義務を規定する社会規範である。国家の強制力に裏付けられたこの社会規範は、それぞれの文化的・歴史的な文脈において成立しており、またそれによって制約されている。その結果、我々の思考枠組みから欠落した(あるいは削除された)異文化に属する人々の権利について、我々は往々にして無知であり、その権利主張についてあまりに鈍感である。例えば、現在「青い海・白い砂の楽園」と称されるグアム島において先住民チャモロ人が太平洋戦争中に日本兵に虐殺された事実を、そして彼らの法的・政治的な主張をどれだけの人が知っているか。日本の植民地時代、朝鮮半島で起きたことについてはどうか。ゼミでは、我々のガイドブック的な「知識」あるいは公式の教科書的な「歴史」から欠落した部分に目を向け、異文化理解の視点から我々の思考枠組みの転換を試みる。

鶴田 順

国際法研究(国際法の可能性と限界、国際条約の国内実施)

日本や外国で発生しているさまざまな問題と向き合った際に、国際法が問題状況の改善・克服にいかなる役割を果たしているのか・いないのか(国際法の可能性と限界)という関心から、具体的な問題に即して、国際条約の国内実施に焦点をあてて調査・検討を進める。 ゼミメンバーは、自分の関心のある分野の・自分で設定したテーマで調査・検討を進め、関連の文献・資料を渉猟し、その成果をゼミで定期的に報告し、他のメンバーからのコメント等を参考にして、最終的に「ゼミ論文」としてまとめる。「問い」の設定から始まる知的生産のプロセスを経験し、その方法・技術を習得する。 調査・検討の対象となる分野・テーマは、たとえば、海(海上法執行、海洋環境保護、プラスチックごみ、漁業・海洋生物資源、海底鉱物資源、海洋の科学的調査など)、空(空域主権、オープン・スカイ、航空機内の犯罪、ハイジャック)、宇宙開発、人権(児童の虐待、女性差別、外国人の雇用機会、外国における労働者の労働環境(安全、衛生や賃金)、フェア・トレード、エシカル消費)、難民(シリア難民、日本の「難民」受け入れの現状と課題)、武力行使(集団的自衛権、グレーゾーン対処)、軍縮・軍備管理、保健・衛生(たばこ規制、食品安全、輸入検疫)、サイバー犯罪、知的財産権保護(ファッション、マンガ、日本の果実(シャインマスカットとイチゴ))などであるが、これらに限定されない。自分の関心のある分野の・自分で設定したテーマで構わない。

ヴァラー モリー

English Translation and Japanese Poetry

Is true that, as Robert Frost is thought to have once said, “poetry is what gets lost in translation”? In this seminar, we will consider this question as we examine the translation of Japanese poetry into English. Different genres will be introduced, but we will focus on short verse (waka), arguably the most influential of the various Japanese poetic genres. In addition to examining existing translations, students will be asked to create their own. Approaches to and issues in Japanese to English translation will also be discussed.

政治学科

教授名 ゼミのテーマ/概要
畠山 弘文

比較国家論・国家史論

1) 人類誕生700万年のうち、ヒトが国家をもつようになったのはここ5000年 である。それ以降が文明時代である。しかし国家の発生は何らかの危機に 対する反応であり、一部の学者は、それは人類の「失敗」だったとしている。 2) そこで、政治学ではなく、もっと広く比較文明論や人類学などの文献を用いて、 国家とは一体どういうものなのか。とりわけ多くの、韓国を含むような後発 国で、近代国家の仕組みがうまく機能しないのはどういう理由によるのか。 逆に、近代国家という不思議な装置がうまく機能する条件というのはどこに あるのか、といった諸点について、2年間検討する。 3) 欧米国家を基本にして、東南アジア、韓国、中国、中央アジア、イスラム圏、 とくにラテンアメリカなどを比較史的に検討することで卒論を書き上げる。 欧米国家を基本にして、東南アジア、韓国、中国、中央アジア、イスラム圏、 とくにラテンアメリカなどを比較史的に検討することで卒論を書き上げる。

池本 大輔

ポピュリズムの台頭とグローバル化の行方

イギリスのEU離脱とトランプの米大統領選出によって、地域統合やグローバル化を特徴とする冷戦終結後の国際秩序の先行きは不透明になった。そこで今年度のゼミでは、冷戦終結後の地域統合やグローバル化の進展について学んだ上で、英米両国に限らず最近の先進国の民主政治に一般的にみられる現象であるポピュリズムを取り上げ、両者の相互関係について探求する。その上で日本がとるべき進路についても考えたい。それ以外にとりあげるテーマについては、ゼミの参加者の希望を踏まえる形で柔軟に決定する。 ゼミでは、文献読解・資料調査の方法、議論の提示の仕方、時事問題に関する英語の文章の読み方など、社会科学を学ぶ上で不可欠のスキルについてもあわせて学習する。このゼミは参加者全員が卒業論文を執筆することを前提にしている。4年次に入る段階でテーマを決定し、中間報告をへて、論文執筆へと進む。

久保 浩樹

現代世界における議会・政党・選挙

 このゼミでは、現代の私たちが生きる社会、とりわけ民主主義的な政治制度の根幹をなす議会制度と選挙制度について世界全体の中での比較という視野から理解を深めることを目的としています。  たとえば、選挙がどのような仕組みやルールで行われているのか?世界各国で行われている主な選挙制度である小選挙区制、比例代表制、混合選挙制の違いは何か?日本での中選挙区制から小選挙区比例代表並立制への変化の効果は何か?今後新たな別の選挙制度の選択肢は存在するのか?冷戦終結前後に新たに民主化した地域ではどのような選挙制度が採用され、どのような効果を上げているのか?などを考えます。  また、日本の国会ではどのように審議や議論が行われているのか?二院制や委員会や本会議の役割は何か?野党の質問や首相の答弁にはどのような意味があるのか?議会の仕組みを変えることは審議や法案成立にいななる影響をもたらすのか?日本の国会の制度は海外の議会制度とどこが異なるのか?などを考えます。  最後には、皆さん自身が参加している選挙に基づいて営まれている民主主義という仕組みを直感や体験や断片的な情報ではなく、国際的な視野の中で論理と証拠に基づいて皆さん自身で政治や選挙について判断できるようになることを目的としています。

熊谷 英人

「政治」を読む

熊谷ゼミでは「政治」にかかわる多様な文献を読み、考え、議論することが目的となる。 ゼミの主旨は、なによりも参加者ひとりひとりが読書と議論をつうじて、自分なりの思考・価値観・判断力を身につけることにある。おそらく、みなさんのほとんどは将来、政治学研究者となるわけではなく、卒業後は政治学とあまり関係のない人生をおくってゆくことだろう。だが、大学時代の読書から得た知力・思考力は一生の財産である。思考力や判断力は、本を読み、考えをまとめ、議論してゆくことでしか、身につかないのである。 われわれは政治ニュースや選挙を介してのみ、「政治」とつながるわけではない。われわれの日常生活や思考・感覚自体が、すでにして強度の「政治」の産物である。本ゼミをつうじて、既存の退屈な「政治学」という枠を打ち破って、参加者ひとりひとりにとっての「政治学」を発見してほしい。 参加者は特段、現代政治や大学の「政治学」に関心をもっている必要はない。大学生活をつうじて、自分なりの思考の軸を得たいと願う者、意欲のある者ならば、だれでも歓迎する。 ・1年目の前期には軽めの文献を多めに、後期は古典を輪読する。 ・2年目は、各自の卒業論文の執筆にあてられる。

葛谷 彩

歴史の中で国際関係を考える

昨年に引き続き、本ゼミでは、国際問題について歴史的視点から考えることを目的として、関連図書を講読する。ゼミで行う内容は基本的にゼミ生の関心に即して決まる。原則として新書の場合は毎週1冊、単行本の場合は2週間で1冊のペースで講読する。ゼミ生からの積極的なアプローチがなければ何も進まない。逆にそれがあれば、文献講読の他、ディスカッションやフィールドワーク、外部ゲストの講演なども行うことができる。「求めよ、さらば与えられん」が本ゼミの基本方針である。

毛 桂榮

政府は、国民の「健康」にどこまで責任をもつのか: 煙草とアルコールの政府規制に関する比較研究

キャンバスなど公共施設での喫煙規制が強化されている。飲酒規制も同様。規制は、年齢規制、場所規制、表示規制など様々。各国の規制も多様。このゼミでは、煙草とアルコールを例に各国の規制を調査し、比較研究を行う。例えば生産・輸入・購入・消費(未成年、場所)の規制、広告の規制、パッケージの表示規制などの比較研究。(主として喫煙規制の)健康増進法があるように「健康」がキーワードで、この研究は、煙草とアルコールの規制の比較研究を通じて、政府が国民の健康に責任を有することのあり方などを研究する。

中谷 美穂

様々な政治現象・公共政策の「なぜ」に向き合う。

皆さんは、政治現象や公共政策に対して様々な問いを持つことができるでしょう。例えば、地方議会でも国会でも女性が議員になる割合が少ない状況にありますが、これは「なぜ」でしょうか。都心では待機児童が問題になっている自治体もあればそうではない自治体もありますが、これは「なぜ」でしょうか。好きなタレントや歌手のブログやツイッターにアクセスして情報を取ろうとする動機はあるのに、「政治」のこととなると積極的になれないのは「なぜ」でしょうか? 現段階で「なぜ」という問いに至っていない人でも、現状は「どうなっているか」という疑問を持つことは可能でしょう。例えば最初の問いについては、各都道府県市区町村で女性議員の割合は「どうなっているか」です。もし自治体ごとに違いがあるのであれば、「なぜ」違いが生じるのだろうという問いが出てきます。もちろん研究では、ただの興味による問いではなく意味あるものを対象としていく必要があります。 本ゼミでは、皆さんが持ち寄る、政治現象や公共政策に対する「なぜ」に取り組むためのツール(問題解決手法)を学び、それらの問いに向き合います。特に日本の国や自治体を対象とした政治現象(有権者の行動含む)や公共政策に軸足を置き研究していきます。具体的には、前期には問題解決に至る一連の流れを学び、関連する研究論文を読み、前期の終わりから自分なりの「問い」に挑んでいきます。本ゼミの目標は、2年間かけて問題解決手法を取得し、社会に出てから向き合う問題に取り組んでいけるようになることです。 社会に出てからの問題解決には、より多くの人との協力が必要となります。そのため本ゼミでは自分の考えを他人に理解してもらう場、他人との意見交換ができる場を多く設けています。(ゼミでの発表、他大学との合同ゼミ合宿、他ゼミとの合同研究発表会など。)

西村 万里子

公共政策研究-福祉・環境・まちづくり・雇用等、社会課題の調査研究、 政策提言

・本ゼミでは、福祉・環境・まちづくり・教育・雇用等の社会課題をとりあげ、 理論と実態の両面から調査・研究を行い、政策提言することを目指します。 ・3年次の春学期に、調査研究・発表・討論に必要な公共政策の基礎理論・調査分析手法に関する文献、社会課題の関連文献を輪読し、調査研究のスキルと社会課題の実態について学習します。 秋学期に、全国の大学ゼミが集まり研究発表と政策提言を行う日本学生政策会議(ISFJ)に参加し、研究発表と討論・政策提言を行います。発表・討論に向け、グループで行政・企業・非営利組織等へのヒアリング調査やアンケート調査にも取組みます。 2019年度におけるゼミ生のISFJ発表テーマは、プラスチック環境問題への対応です。また、国際学生交流事業にゼミとして参加する可能性もあります(2019年度11月台湾開催に参加)。 ・4年次には、卒業論文のテーマを決定し、中間報告をへて論文執筆に進みます。

佐々木 雄一

日本政治史を通じて考える政治と政治学

近現代の日本政治史に関する文献を読み、参加者全員がペーパーを書き、議論します。文献は、新書や文庫を1週間に1冊読む予定です。参考までに、2019年度のゼミで読んだ本をいくつか掲げておきます。 ・逢坂巌『日本政治とメディア』(中公新書、2014年) ・菅原琢『世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか』(光文社新書、2009年) ・竹中治堅『首相支配 日本政治の変貌』(中公新書、2006年) ・藻谷浩介『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』(角川新書、2010年) 2020年度の中心的なテーマは ・メディアと政治 ・財政、経済政策 ・政治的リーダーシップ の予定ですが、例えば少子高齢化問題なども含めるかどうかといったあたりは参加者の関心に応じて調整します。 日本の歴史や政治にくわしくなるというよりは、それらを題材に、文献を読み、調べ、文章を書き、ディスカッションをする力を総合的に身につけてもらうことを目指しています。

渡部 純

グローバリゼーションとポピュリズム

近年、話題になることの多いポピュリズムという主題について、グローバリゼーションの問題と合わせて考察する。基本的な文献を講読しつつ、現代の日本政治を素材に考えてみたい。 なお、国際交流事業が開催される場合は、そこでの報告のために前期のゼミテーマを変更する可能性があるので了解されたい。