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教員詳細情報

熊谷 英人

政治学科所属

熊谷 英人 専任講師

KUMAGAI, Hideto

担当科目

【担当科目】政治学原論、政治思想史、現代政治理論、政治学基礎演習、演習
【オフィスアワー】授業後に質問、相談を受付
【政治思想史の授業概要】「政治思想史」とは、政治学における古典(ex. プラトン『国家』、ルソー『社会契約論』など)の読解と解釈によって、過去の思想を再構成する学問です。過去の思想との対話は、ふだん、あたりまえと思っている政治制度や価値観が決して「あたりまえ」ではないことを教えてくれます。それは同時に、現代民主政治の基礎をよりよく理解するための最良の手段でもあるのです。

専攻・研究分野

西洋政治思想史

最近の研究テーマ

18・19世紀ヨーロッパ政治思想における古典古代の受容

主な発表論文・著書

(1)著書
 
『フランス革命という鏡――十九世紀ドイツ歴史主義の時代』(単著)、白水社、2015年。
 
(2)論文
 
「<座談会>いま、フランス革命史を読み直す(工藤庸子・熊谷英人・小倉孝誠」『ふらんす』2017年2号、pp. 12-19。
「林達夫のイタリア――ルネサンス論をめぐって」『明治学院大学法学研究』 101号、pp. 49-69、2016年。  
「フィヒテと「歴史」――『現代の根本特徴』の挑戦」『理想』697号、pp. 82-94、2016年。
「笑うエピキュリアン――林達夫における「政治」」『法学研究』100号、pp. 367-407、2016年。
「ある政治史の出発――B. G. ニーブーアのローマ王政論」『政治思想研究』15号、pp. 126-158、2015年。
「『均衡』の宇宙――思想家としてのフリードリヒ・ゲンツ」『政治思想研究』11号、pp. 308-339、2011年。
「『共和国』の水脈――フィヒテ政治思想における政体論と『公論』」『フィヒテ研究』18号、pp. 85-100、2010年。
「幻影の共和国――J. G. フィヒテ、『二十二世紀』からの挑戦」『国家学会雑誌』123巻3・4号、pp. 334-400、2010年。
 
(3)学術雑誌における書評
 
「学界展望――I-M. D'Aprile, Die Erfindung der Zeitgeschichte」『国家学会雑誌』127巻5・6号、2014年。
「学界展望――D. Langewiesche, Liberalismus in Deutschland ほか」『国家学会雑誌』123巻9・10号、pp. 881-884、2011年。
 
(4)翻訳
 
J. G. フィヒテ「昆虫」、「文藝案内雑誌の計画」、「ドイツ文藝についてのメタ批評雑誌の計画および予告」(フィヒテ全集第5巻『言語論・解釈学・文学作品』晢書房、2014年、所収)
 
(5)学会・研究会発表
 
「フランス革命とアリストテレス――B. G. ニーブーアの場合」、日本政治学会、千葉大学、2015年10月。
「笑うエピキュリアン:林達夫における「政治」の問題」、明治学院大学法学部・定例研究会、2015年6月。 
「19世紀ドイツにおけるフランス革命史の政治学」、政治理論研究会、東京大学本郷キャンパス、2015年2月。
「18・19世紀転換期におけるローマ王政期解釈の政治学」、関西大学千里山キャンパス、2014年5月。
「『共和国』の水脈――フィヒテ政治思想における政体論と『公論』」、日本フィヒテ協会、東京、2009年度11月大会報告。
「J. G. フィヒテ、『二十二世紀』からの挑戦―幻影の共和国構想」、政治理論研究会、東京、2009年度7月研究会報告。

ゼミについて

テーマ

「政治」を読む

概要

教員自身の専門分野は政治思想研究であるが、熊谷ゼミでは政治思想以外にも、「政治」にかかわる多様な文献を読み、考え、議論することを目的としたい。 熊谷ゼミの主旨は、なによりも参加者ひとりひとりが読書と議論をつうじて、自分なりの思考・価値観・判断力を身につけることにある。おそらく、みなさんのほとんどは将来、政治学研究者となるわけではなく、卒業後は政治学とあまり関係のない人生をおくってゆくことだろう。だが、たとえ政治学に関する教科書的な知識は忘れてしまったとしても、大学時代の読書から得た知力・思考力は一生の財産である。そして、そうした思考力や判断力といったものは、本を読み、考えをまとめ、議論してゆくことでしか、身につかないのである。 こうした主旨のもと、本ゼミではさまざまな文献を読みすすめてゆく。われわれは政治ニュースや選挙を介してのみ、「政治」とつながるわけではない。われわれの日常生活や思考・感覚自体が、すでにして強度の「政治」の産物である。一見、「政治」とは何の関係もなさそうな場所にも、つねに「政治」は存在しているのである。本ゼミをつうじて、既存の退屈な「政治学」という枠を打ち破って、参加者ひとりひとりにとっての「政治学」を発見してほしい。 参加者は特段、現代政治や大学で教わる「政治学」に関心をもっている必要はない。大学生活をつうじて、自分なりの思考の軸を得たいと願う者、意欲のある者ならば、だれでも歓迎する。とりあげる文献も、政治思想・政治史・現代政治・政治家論・外交論などはいうまでもなく、小説・戯曲といった文学作品や日記・随筆にまでおよぶ。まじめに参加する人は、かならずや、自分なりの思考法と判断力を得ることができると、確信している。 3年前期は軽めの文献を多く読み、3年後期は古典をじっくりと読んでみたい。4年次には各自が選択したテーマについて、卒業論文を執筆する。なお、卒論を提出しない場合、単位は認定されない。

教科書・参考書

参加者の興味関心を考慮して、柔軟に選ぶつもりである。文庫本など低価格のものは各自で購入してもらうが、高価なものはこちらから配布する。

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