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鈴木敏彦 教授 ゼミ生の声 07JU 吉田 高之

≪法廷という決闘場≫

いきなり物騒なタイトルで驚かせてしまっていたら、ごめんなさい。
何もゼミ生同士で殺し合いをしているわけではありませんからご安心を。
鈴木ゼミは刑事訴訟法を学ぶゼミです。座ってただ教科書を手繰るのではなく、実際に裁判を体験することで刑事訴訟の手続きを身につけよう、というのが先生の方針です。年間で3件ほどの事件を扱い、裁判所、検察、弁護の法曹三者のそれぞれを実体験していただきます。そのために法科大学院の施設内にある法廷教室をお借りするという熱の入りよう。本物の法廷さながらのセットに立つと、自然と心が引き締まります。

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さて、法廷は決闘場だ、と過激なことをタイトルに書かせていただきましたが、これは嘘ではありません。かつて決闘は正式な裁判方法として認められていました。真実の正義には神が味方すると考えられていた時代の話です。もちろん今の日本でそんな裁判が認められはしませんが、「真実を見つけよう」という想いに時代は関係ありません。現代に住む私たちは剣を抜くのではなく、六法と、たくさんの証拠と、法的論理をもって戦うのです。私たちが扱う事件はあくまで架空のものですが、資料に登場する人物たちに想像力を働かせて歩み寄れば、模擬裁判は恐ろしいリアリティを帯びて私達に迫ってきます。「誰かの人生を賭けて、議論を戦わせている」という緊張感は、普段の授業では得難いものです。

指導してくださる鈴木敏彦先生は現職の弁護士にして元秋田地検次席検事。24年の検事としてのキャリアをすべて地検で過ごしてきた、現場最前線のお方です。そんな先生が穏やかに見守ってくださるので、刑事法に自信がないという方でも大丈夫。

法学部で学んだ知識を実際に自らの手で扱うという経験は楽しいものです。 あなたも鈴木先生と一緒に、決闘場にいらっしゃいませんか?

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2009年度鈴木ゼミ