2023年3月11日

リーズ大学

波乱万丈旅行

私が留学して、日本と大きく違うと思った点を2つ紹介します。

私が留学していたリーズはロンドンまでは電車で2~3時間、マンチェスターまでは1~2時間で着くところに位置しているイギリスの北部にある地域です。
しかし、ストライキが相次ぎ予定通りに乗れたことは一度もありませんでした。
この‘’ストライキ‘’、存在は知っていましたが日本ではまず体験することがないため、自分の予約していた電車が直前にキャンセルされる現実に何度も動揺し迷いました。
そんな時はとにかく自分が持っているチケットのままどの電車に乗ればいいのか、次の電車はいつ来るのかなど、根気強く駅員に聞き続ける必要があります。
彼らは聞く耳を持たない時もありますが、ここで諦めてはいけません。
もうこの先会うことはないという気持ちで、しつこく理解するまで聞きましょう。
ストライキは、電車を含む公共交通機関や大学、郵便局などあらゆる団体で行っているため情報を随時調べる必要があります!
これが、私が感じた1個目の日本との大きな相違点です。

次に2つ目です。
リーズ大学は1か月の休暇があり、家族がイギリスに遊びに来ることになりました。
私がロンドンまで行き、そこで合流してロンドン、リーズ、スコットランド、フランスを家族と一緒に旅行する予定でした。

リーズ大学の先生からも、1か月の休暇は思いっきりヨーロッパを堪能してほしいと言ってもらい私はこの休暇が楽しみで仕方なかったです。
無事に家族と合流し、ロンドン、リーズ、スコットランド、再びロンドンまでストライキの影響を大きくい受けながらもなんとか、そして最高に楽しい休暇を過ごしていました。
しかし、翌日ユーロスターでフランスに向かい悲劇は起こりました。
フランスは治安が悪く、スリが多いこと前もって意識し、ユーロスターのなかでも荷物を肌身離さず持っていました。
パリ北駅につき予約していたホテルに向かうため、地下鉄に乗りました。
地下鉄の中でロンドンの地下鉄とは全く違う異様な雰囲気を感じながら、降りる駅につきスーツケースを片手に降りた瞬間です。すれ違う人に携帯を盗まれました。
一瞬何が起きたのかわからず、焦って状況を一緒にいた家族に伝えました。
ホテルに荷物を置き、すぐにパリ北駅に戻り警察に行き被害届を出しに行きました。
警察署の中には1人しか入れず、取調室に行きました。そこには日本人用の日本語で書かれた、自分の情報を書く紙が用意されており、いかに日本人が同じような被害に遭っているのかわかりました。
犯人は携帯を盗んだ瞬間電源を切って、リセットしその日の内に中古品として販売してしまうため、盗られたら戻ってくることはまずありません。
警察官の人によると、‘’犯人はマフラーも指輪も狙ってくる。お金をえるためなら何でもする。あなたの指も首も切ってでもとってくるよ‘’と。
心の中では‘’いやそれはもうなにもできないじゃん、、、‘’と思いながら、次の日からはいかにお金がないような服装をするかに重きをおき、行動しました。
物を盗られないためには、旅行客だと思われないことと、明らかにスリに対して警戒している様子を出すことです。
私はEmily in Parisが大好きでパリには夢と憧れがあり、おしゃれをしてしまいました。
それも狙われた一つだと警察官に言われました。
私は幸い家族と一緒だったため、一度日本に帰り新しい携帯を買うことにしました。
日本に戻りなんとかデータは戻ってきましたが、本来行く予定で立てていた様々な予定、そのために予約していたお金は何も返ってこなかったため、多額な出費をしてしまいました。
しかし、生きていただけで幸運だったなと今は本当に思っています。
お金で解決することなら、お金をだして解決するべきなのです。
そばにいた家族、多くの友達とイギリス担当の教授に助けてもらい、留学ブログに書く体験として捉えられるようになりましたが、携帯がない期間は精神的にもつらかったです。
私はパリで盗られましたが、ロンドンでもリーズでも携帯を盗られてしまった人はいました。
ヨーロッパは歴史があり本当に素敵です。
だからこそこれから留学に行かれる方達は自分がいる場所が日本ではないことをしっかりと理解して、思いっきり楽しんできてください。
そして、海外の盗難が対象になっているクレジットカードを作っておくことを強く勧めます!!

M.C