渡辺 一郎 先生
担当科目
基礎力養成講座 憲法/行政法/民法(不法行為法)/ゼミ
応用・発展力養成講座 行政法/民法(論文・演習)
経歴
福井県生まれ。東京大学法学部第 I 類卒業。在学中より教育分野に進出する。1982年国家公務員上級甲種法律職(現:総合職法律区分)合格。1988年より早稲田経営学院(Wセミナー。現在はTAC・Wセミナー)特別顧問・専任講師・渡辺ゼミ主宰(ゼミ出身の中央省庁のキャリア官僚は500人を軽く超える。ゼミ出身の若手衆議院議員も2人いる。)2021年法律区分3位・2022年政治国際区分1位等を輩出。1996年よりザ・フューチャー代表取締役。2005年より明治大学行政研究所講師(憲法・行政法・民法・政策論文)。2014年より明治学院大学国家試験対策委員会コーディネーター・講師(ゼミ・憲法・行政法・民法)。
横顔・性格
歴史が好きです。仕事の関係で京都に行くので、神社仏閣巡りが趣味です(京都の嵯峨・嵐山は庭のような感じです)。ギャグを考えるのが得意です。ベスト1は、「篤く三法(憲法・行政法・民法)を敬え」です(聖徳太子の憲法十七条の第二条の「篤く三宝(仏・法・僧)を敬え」がオリジナルです)。「数的(処理)は、毎日、数滴(3問ほど丁寧に)やれ」も考えました。
ゼミの進め方・受講の心構え
公務員試験は今までの試験とはかなり違います。学力だけでは合格・採用は困難です。すなわち、公務員試験は学力試験&就職試験です。公務員として活躍できる総合力(人間力)が必要とされます。
本学の場合、教養&専門科目では各分野での第一人者が担当されています。
そこで、私はゼミで総合力(人間力)を養うことに主眼を置きたいと思います。毎月、時事的な問題を取り上げ、情報の取集、分析の仕方をお伝えし、公務員として妥当な考え方や心構えの形成に役立つ講義ができればと思います。
とはいえ、筆記試験に通ることが大前提なので、通常の講義ではあまり時間をかけられない分野や他の受験生より頭一つ突き抜けることができる分野の講義(人権の違憲審査基準と判例、憲法と行政法の違い、民法と国家賠償法の関係など)も行いたいと思います。
さらに、直前対策期には面接対策も実施します。
基礎力養成講座と応用・発展力養成講座の講義方針
憲法・行政法・民法は高得点~満点を狙える科目です(もちろん行政実務上も重要です)。春・秋学期講座を受講した人には満点、直前期対策講座からの受講者には合格点を狙える講義を目指します。
毎回、講義範囲を決め、そこを中心に講義します。ただし、既修者もいるので、講義の冒頭で憲法・行政法・民法の全体構造を確認し、全体も意識します。また、確認テストテストも適宜、取り入れます。
予習用テキストとしては、芦部信喜『憲法判例を読む』(岩波セミナーブックス)、藤田宙靖(元最高裁判所裁判官)『行政法入門』(有斐閣)及び今尾・大木・黒田・伊室『フレッシャーズのための民事法入門 第2版』(成文堂)を勧めます。事前に該当箇所を読んでおくと講義の理解が深まり、復習の時間が少なくて済みます。
講義はレジュメに沿って進めますが、『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6憲法・行政法・民法Ⅰ・Ⅱ』(実務教育出版)も持参してください。
復習の段階では、『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6憲法・行政法・民法Ⅰ・Ⅱ』の該当箇所を読み、関連する問題は必ず解いてください。
以上を実践すれば、必ず合格点~満点が取れます。
がんばってください!
受講生に一言
ゼミの場合、原則として予習は不要ですが、日頃から新聞やテレビ等でニュースに関心を払っておいてください。また、歴史も含め、ゼミではいろいろな話をしますので、気になるテーマ・事項・事柄・事件は後でちゃんと復習しておいてください。日頃からの積み重ねが合格・内定にとって非常に重要です。
通常の講義とは違うゼミで、公務員にふさわしい実務で通用する本物の実力を蓄えてほしいと思います。
一流の講師陣を信じ、講義を休まず、最終合格&内定までがんばってください!
指定教材
憲法:『新スーパー過去問ゼミ6 憲法』実務教育出版
行政法:『新スーパー過去問ゼミ6 行政法』実務教育出版
民法:『新スーパー過去問ゼミ6 民法Ⅰ・Ⅱ』実務教育出版