担当科目

【担当科目】政治社会学,政治学,政治学基礎演習,演習
【オフィスアワー】毎週火曜日16:40~18:00、場所:研究室(自由に訪問可)
【政治社会学の概要】「19世紀型社会科学」の特徴と限界を解明するとともに、「21世紀型社会科学」のあり方を模索します。「グローバル化論」についても、比較文明論的視点から検討します。

専攻・研究分野

国家論,政治社会学

最近の研究テーマ

「動員国家論」(近世ヨーロッパ国家史論)

主な発表論文・著書

  • 「辺境としての国家研究ー『歴史のなかの国家』論」明治学院大学法学部政治学科編『初めての政治学ーポリティカル・リテラシーを育てる』風行社、2011年。
  • 「簡略簡便な国家史ー課題と視角の素描」『法学研究』第90号(明治学院大学、2011年)。
  • 『近代・戦争・国家-動員史観序説』(文眞堂,2006年)

ゼミについて

テーマ

比較国家論・国家史論

概要

1) 人類誕生700万年のうち、ヒトが国家をもつようになったのはここ5000年である。それ以降が文明時代である。しかし国家の発生は何らかの危機に対する反応であり、一部の学者は、それは人類の「失敗」だったとしている。
2) そこで、政治学ではなく、もっと広く比較文明論や人類学などの文献を用いて、国家とは一体どういうものなのか。とりわけ多くの、韓国を含むような後発国で、近代国家の仕組みがうまく機能しないのはどういう理由によるのか。逆に、近代国家という不思議な装置がうまく機能する条件というのはどこにあるのか、といった諸点について、2年間検討する。
3) 欧米国家を基本にして、東南アジア、韓国、中国、中央アジア、イスラム圏、とくにラテンアメリカなどを比較史的に検討することで卒論を書き上げる。欧米国家を基本にして、東南アジア、韓国、中国、中央アジア、イスラム圏、とくにラテンアメリカなどを比較史的に検討することで卒論を書き上げる。

参考書

フランシス・フクヤマ『政治の起源』上下、川北稔『世界システム論講義』