担当科目

【担当科目】社会起業論、財政金融政策論、世界経済の基礎、国際金融の制度と政策、演習・卒業論文、大学院1年次演習、大学院研究指導等
【オフィスアワー】月曜日2時限(10:55~12:25)、場所:教員ラウンジ(授業時に要予約)

専攻・研究分野

国際開発論、財政金融政策、マイクロファイナンス、ソーシャルビジネス

最近の研究テーマ

マイクロファイナンスなどソーシャルビジネスの理論と実践のブリッジ

主な発表論文・著書

著書
  • 『マイクロファイナンスのすすめ―貧困・格差を変えるビジネスモデル』(東洋経済新報社 2008年10月)(単著)
  • 『マイクロファイナンス―貧困と闘う「驚異の金融」』(中公新書、中央公論新社 2009年9月)(単著)
  • 『構想 グラミン日本-グラミン・アメリカの実践から学ぶ先進国型マイクロファイナンス』(明石書店 2014年7月)(単著)
  • 「我が国の国際金融協力(円借款及び国際金融等業務)」(第9章)(有吉章編 『図説 国際金融(2003年版)』財経詳報社 2003年7月)(共著)
  • 「市民社会と社会的金融―マイクロファイナンスの視点」(北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター編 『市民社会と社会的金融―ヨーロッパと日本のNPO支援システム』 2009年2月)(宮本太郎、重頭ユカリ、山口郁子、藤谷武史との共著)
論文
  • 「鉄道共済年金対策関連法案について」(『ファイナンス』財務省 1990年2月)「証券分野の規制緩和について」(『証券業報』日本証券業協会 1996年2月)
  • “Emerging Issues in Taxing Business in a Global Economy” (OECD, September 1996)
  • “Emerging Issues In Future Tax Reform---Challenges for Tax Authorities in a Globalizing Economy---”(OECD, September 1998)
  • 「自由貿易協定等二国間協定の現状と展望」(日本関税協会 2003年11月)
  • 「自由貿易協定(FTA)について」(『貿易実務ダイジェスト』日本関税協会 2004年1月)
  • 「チュニジア『ジャスミン革命』の衝撃」(『ファイナンス』財務省 2011年3月)

ゼミについて

テーマ

社会的課題の解決

概要

1.本ゼミでは、国の内外を問わず、社会の現状に目を向け課題や問題がある場合、日本や私たち日本人には何ができ、何をなすべきなのかを考え、具体策や実践の方法を導き出す力を養うことを目的とする。 財政金融政策や公共政策の考察を通じて、それら政策の基本概念を学びつつ、社会的課題、特に国内外の貧困格差問題の現状、それに対する政策を議論する。政府・地方自治体、民間企業、金融機関、NPO、市民などそれぞれの立場で私たちは国内外の貧困格差問題に対してどのような役割を果たすことができるのか考察し、実際の政策立案や政策提言につなげる。
また、社会的課題を解決する手段として社会起業やソーシャルビジネスについて展望し、実践に結びつける方策を考察する。                                       これらと併せて、ゼミを通じてプレゼンテーションやクリティカル・シンキングの力を身につけることを目的とする。                                          2.本ゼミの進め方は、各回のテーマについて文献の読み込みやヒアリング、フィールド調査→考察・調査したことをレポートにまとめる→ゼミでプレゼンテーション→相互に批評・フィードバックし、ゼミ全員でディスカッションする。
各自のレポートの検討スコープは適正であったか、考え方の道筋や論理は妥当であったかなどについて検討する。                                3.まだ必ずしも答えがない問題について、政策提言や実践にまで結び付ける方法を考える過程で、社会的課題の諸相を考察・議論することは、将来、政治家や公務員(国際、国家、地方)として、企業、金融機関、NPOなどの組織人として、また社会起業家として活躍することに関心のある学生にとって有益な機会となろう。

参考書

開講時に指示する。適宜プリントアウトを配布する。