基礎講座 民法総則(基礎A)
講師
(1)授業概要
民法の共通ルールを定めた「総則」の内容を全10回に分けて、丁寧に説明していきます。法律初学者の方を対象としていますので、民法を初めて学習することを前提にゼロから講義します。難しい論点や高度な内容はできるだけ省き、民法の核になるところをきちんとマスターしてもらえる講義内容としていきます(興味を持っていただけそうな内容については少し難しい内容も織り交ぜて一緒に考えていくようなスタイルも併用したいと思っています)。さらに、適宜、実際の試験問題を織り交ぜて、実戦力も養っていけるようにしていきます。
(2)学習目標
・「総則」についての基本ルール(条文・判例)を理解し、具体的事例の中で使えるようにする。
・基本的な試験問題については、きちんと正解が出せる力を身に付ける。
(3)授業計画
回 | 内容 |
第1回 | 各種試験の概要・民法とは何か・民法の学習法 |
第2回 | 民法の前提となる概念・考え方・基本原理 |
第3回 | 意思表示①(意思表示とは何か、意思の不存在) |
第4回 | 意思表示②(瑕疵ある意思表示、意思表示に関する判例)、知識確認(問題演習) |
第5回 | 制限行為能力者制度①(制度の概要、未成年者、成年被後見人) |
第6回 | 制限行為能力者制度②(被保佐人・被補助人・相手方保護の制度)知識確認(問題演習) |
第7回 | 代理①(代理の仕組み・顕名・復代理・無権代理) |
第8回 | 代理②(無権代理の判例、表見代理)、知識確認(問題演習) |
第9回 | 時効①(時効制度の仕組み、取得時効) |
第10回 | 時効②(消滅時効、時効の効力等、判例)、知識確認(問題演習) |
(4)教科書・参考書
指定教科書『みんなが欲しかった! 公務員 民法の教科書&問題集』(著者:早川兼紹、出版社:TAC出版、ISBN:978-4-300-10575-7、発売日:2023年8月25日)
(5)授業に向けての準備・アドバイス
予習は必要ありません。とにかくきちんと授業に参加し、授業は集中して受講すること!復習はしっかりやること!(といっても大切な所に重点を絞ってやれば大丈夫)。疑問点は質問をして必ず解消して前に進んでいきましょう!
(6)使用教室
使用教室はこちらからご確認ください。