リーガルマインドを発揮して社会に貢献できる⼈材を養成
法律学科では、現代社会の諸問題を客観的に分析し、公正かつ論理的な思考で解決に導く能⼒(リーガルマインド)を、系統的かつ段階的なカリキュラムにしたがった学びにより、無理なく⾝につけます。
少⼈数で学ぶ⼊⾨科⽬から最先端分野の発展科⽬まで、豊富な科⽬を提供。⾃由なスタイルで⾃らの学びを深め、将来の進路選択が広がります。
少人数教育・ゼミ
主な演習テーマ「判例・事例分析」
具体的には、以下のような演習テーマで実施しています。
- 詐欺における善意・無過失の第三者の登記の必要性
- ⽩紙委任状と代理権授与表⽰
- ⽗⼦関係とDNA鑑定
- 離婚後の⼦の利益
- 夫婦別姓
- 安楽死・尊厳死について
- 警察官のけん銃使⽤の限界について
- 死刑制度の是⾮
- 過労死・過労⾃殺について考える
- 江⼾時代の刑罰観念
- フィリピンの環境問題
- レジ袋で考える環境問題と税
演習Ⅰ・Ⅱ
今尾ゼミ/3~4年次/今尾 真 教授
予習・復習を徹底的に行いながら、
さまざまな判例を読み解き、
真の法的思考力を身につけていきます。
充分な予習・復習が、法的思考力につながる
ゼミでは予習・復習を徹底して行うことで、法的思考力の向上をめざしています。予習については、2~3名程度のグループを作り、毎回、指定の判例について各グループごとに事前検討会を実施。また、各回の百選ないし判例集に記載された判例およびその解説を熟読。さらに、毎回課題判例を深く読み込み、判決メモ作成して授業に臨みます。復習については、演習で学習した判例に関連する判例や学説をフォローするとともに、他のゼミとの合同討論会や合同勉強会の準備を兼ねて、すでに学習した判例を中心に、確認・復習をして問題をさらに掘り下げることが肝要です。
全30回のゼミを通して、目標を達成していく
民法総則・物権・債権における重要テーマに関する判例・学説の到達点を正確に把握すること、法的問題を抽出し分析した上で、自己の考えを明確に展開できる能力の習得することを到達目標としています。これらを通じて、紛争処理にあたっての着眼点、説得のための法的論理の組み立て方(法的思考法)などを学んでいきます。全30回を予定し、今年度の春学期の前半に総則の重要判例を学習した後、後半から秋学期はじめにかけて、債権総論の重要判例を素材として、改正債権法の改正点や旧法との異同などを習得。秋学期後半は物権法・担保物権法の重要判例を学習します。