担当科目

【担当科目】法哲学、法思想史、Global Legal Studies、日本法入門、Introduction to Japanese Law

専攻・研究分野

法哲学

最近の研究テーマ

法概念論における強制の位置づけ

デジタル社会における法と強制の関係

非強制的規制手法と法の支配

主な発表論文・著書

【著書】

  • 『法と強制:「天使の社会」か、自然的正当化か』(勁草書房、2024)

【論文】

  • 「表現の自由の(法)哲学的基礎 ―Frederick SchauerのFree Speechをてがかりに」、本多康作・八重樫徹・谷岡知美編『ヘイトスピーチの何が問題なのか:言語哲学と法哲学の観点から』(法政大学出版会、2024)所収
  • 「法の強制性:デジタル社会は法の強制を消し去るか?」 法学館憲法研究所 Law Journal (30, 31) 177-186頁
  • 「『法の支配』を解き放つ KRISTEN RUNDLE, REVISITING THE RULE OF LAW Cambridge University Press, 2022, PP. 77」 アメリカ法、1巻 37-43頁
  • 「法による強制は必要か?」法学セミナー (836) 28-33頁

ゼミについて

テーマ

法哲学研究

概要

法哲学は「法とはなにか?」「法とそれ以外の規範(例えば道徳)はどう関わるか?」「正義とは何か?」といった法の基礎にある概念・価値に関わる根本的な問いを扱います。
もっとも、法哲学はこうした問題を素手で扱うのではなく、哲学の助けを借ります。ですので、本ゼミでは、狭義の法哲学だけでなく、純粋な哲学や宗教まで含めた幅広い文献を対象として、説得的な議論・発表の方法や法哲学的な思考方法を学びます。

参考書

参加者の関心に応じて選定します。新書などの手にとりやすいものや、古典とされる著作を参加者と読み解きつつ議論します。
2025年度 田中将人『平等とは何か』(中央公論新社[中公新書]、2025)