担当科目

【担当科目】民事法入門,民法総則,成年後見法制,演習
【オフィスアワー】白金・金曜日11:30~12:30※メールにて事前に予約すること(その際に場所を指定します)
【成年後見法制の概要】高齢や障害により判断能力が減退した後も、自分らしい生活をするためにはどうしたら良いでしょうか。判断能力が不十分な人を保護し、法的な意思決定を支援する仕組みである成年後見制度について考察します。

専攻・研究分野

民法,成年後見法制

最近の研究テーマ

委任契約の発展可能性
成年後見制度の日独仏比較
意思決定および意思の尊重
障害者権利条約

主な発表論文・著書

著書
  • 『フレッシャーズのための民事法入門』[第2版](成文堂、2020年)[第4講「契約の主体」・第12講「家族の法①ー親族法」・第13講「家族の法②-相続法」担当]
  • 『新・マルシェ民法総則』(嵯峨野書院、2020年)[第5章「法律行為」、第6章「意思表示」担当]
論文
  • 「補助および任意後見の活用に向けて ―フランス成年者保護制度から着想を得て」明治学院大学法学研究101号上巻113-137頁(2016年)
  • 「障害者権利条約と成年後見制度――条約批准によりわが国の成年後見制度が直面する課題」明治学院大学法学研究100号125-146頁(2016年)
  • 「財産管理に関する基本的な考え方―――身上監護との関係に触れつつ」実践成年後見52、6-14頁(2014年)
  • 「死後事務委任契約の可能性とその限界―委任者の相続人の解除権行使を中心に―」田山輝明先生古稀記念論文集『民事法学の歴史と未来』559-577頁(成文堂、2014年)

ゼミについて

テーマ

身近な事例から民法の基本を学ぶ

概要

■本演習では、民法の財産法(総則中心を想定。ゼミ生の希望と必要に応じて物権・債権)および家族法(親族法・相続法)に関する重要基本問題について、判例や事例を素材にして検討し、具体的な問題を法的に解決するための基礎的な能力や方法・バランス感覚を身につけます。
■2023 年度は、金曜 5 時限に開講予定です。
■毎回、主に 1 つのテーマ・判例・事例を取り扱います。取りあげるのは、講義でもよく触れられ、公務員試験や各種の資格試験等で頻出のテーマや重要判例、タイムリーな話題(2022 年度は各党の政策や賃金上昇に向けた課題などについて採りあげました)です。毎回のゼミは、報告担当者(3 名くらいのグループ)の報告をもとに、皆で討論をする形で進めます。報告担当者は、事前に、事実や問題点を把握・分析し、関連する判例・裁判例や学説を調べた上で自分たちの見解をまとめ、報告の要点を記したレジュメを協力して作成することが必要です。
■人に教えたり、人の考えを知ること、人と意見を交換することはとても勉強になります。皆で一緒に学んでいきましょう。
■2023 年度も例年どおり OB・OG から就職活動や公務員試験・採用、各種資格試験等についてアドバイスを受ける機会を設けたいと考えています。
■授業期間中の決まった曜日・時限のゼミとは別に、例年、夏季休暇中に2泊3日のゼミ合宿を行っており、3年生はほぼ全員が参加しています。ほかに、他ゼミとの合同討論会、OB・OG や他年次生、他ゼミ生と交流するための合同懇親会を年に数回程度行っています。

参考書

『民法判例百選Ⅰ総則・物権 第8版〔No.237〕』(有斐閣)、『民法判例百選Ⅱ債権 第8版〔No.238〕』(同)、『民法判例百選Ⅲ親族・相続 第2版〔No.239〕』(有斐閣)

ゼミ生の声