担当科目

【担当科目】消費者取引特別法1、消費者取引特別法2、消費者問題と法、演習(ゼミ)、法情報処理演習2、インターンシップA
【オフィスアワー】(2023年度は研究休暇中のため休止)
【消費者取引特別法1の授業概要】事業者に比べて情報力や交渉力などにおいて弱者である消費者のための特別法のうち、消費者契約法、特定商取引法、割賦販売法を中心に学ぶ授業です。各法の立法の背景、立法過程、改正の経緯から、主要な内容、主な論点などについて、身近な具体例や問題になっている事例、裁判例などを用いながら検討します。

専攻・研究分野

消費者法

最近の研究テーマ

  • クレジット取引とその関連法の経緯と適正化の課題
  • 消費生活相談の経緯と課題
  • 消費者問題と消費者法

主な発表論文・著書

  • 『クレジットカードと消費者トラブルの法的分析』(単著)(信山社、2017年3月)
  • 中田邦博・鹿野菜穂子編『基本構成 消費者法』〔第5版〕(分担執筆)(日本評論社、2022年9月)
  • 「製造物責任における欠陥の立証と消費者」法学研究101号中巻(2016年10月)
  • 「食品安全に関する情報の収集と流通-事故情報を中心に」ジュリスト1359号(2009年)
  • 「現代社会における消費生活相談の役割と課題」国民生活第38巻第4号(2008年)

ゼミについて

テーマ

消費者法事例研究

概要

経済社会の変化を背景に消費者問題は複雑・多様化し、次々に新しいタイプの問題が発生し、複雑・深刻化している。消費者法は、消費者問題の発生にともない生成されてきており、その時々の時代を写す鏡となっている。
ゼミでは、消費者をめぐる紛争事例や時事問題などを素材に、消費者法のあり方について検討する。春学期は、主に判例等のグループ発表や基本問題のディベートなどを、秋学期は個別発表を行う。夏休みのゼミ合宿では、集中した議論などで親睦を深める。また、企業(IT系企業、損害保険会社等)や消費者関連団体(生協関連連合会等)の訪問やOB、OGとの懇談会などを行う予定。

参考書

必要に応じて指示する。