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グローバル法学科所属
申 美穂 准教授 SHIN, Miho
担当科目
【担当科目】国際私法,国際民事手続法,国際知的財産法,グローバル法入門2,グローバル基礎演習1,Global Legal Studies 4, 演習
【オフィスアワー】毎週金曜日3時限目、場所:白金教員ラウンジ(メールにて要予約)
【国際私法の概要】国際結婚や国際契約については、そもそもどこの国の法律が適用されるのでしょうか。本講義では、渉外的私法関係に適用すべき法(準拠法)を決めるルールについて学びます。
専攻・研究分野
国際私法,国際民事手続法,国際取引法
最近の研究テーマ
国際知的財産権紛争における国際裁判管轄、準拠法、外国判決の承認・執行
国際私法、国際民事手続法、国際取引法における各種問題
主な発表論文・著書
書籍・論文等
- (共著)河野俊行編『知的財産権と渉外民事訴訟』(弘文堂、2010)
- (共著)Edited by Axel Metzger, Jürgen Basedow and Toshiyuki Kono, Intellectual Property in the Global Arena: Jurisdiction, Applicable Law, and the Recognition of Judgment in Europe, Japan and the US, Mohr, 2010.
- 「裁判例にみる知的財産権紛争の国際裁判管轄と準拠法」知財研フォーラム76号(2009)
- 「いわゆる『知的財産法における属地主義』の多義性とその妥当性」国際私法年報9号(2008)
- 「国際私法における特許を受ける権利の承継―いわゆる日立製作所事件最高裁判決を契機として―」財団法人知的財産研究所(特許庁委託平成19年度産業財産権研究推進事業報告書、2008)
判例評釈等
- 「民訴法5条9号に基づいた共同不法行為の国際裁判管轄(東京地判平成19年11月28日」ジュリスト1386号145頁(2009)
- 「日本特許権侵害差止・損害賠償請求訴訟につき、被疑侵害製品がウェブサイトに掲載されていた等の事情から、不法行為地に基づく我が国裁判所の国際裁判管轄を肯定した知財高裁判決(知財高判平成22.9.15)」特許研究52号45頁(2011)
- 東京地判平成16年2月24日(ジュリスト1298号)
- 東京高判平成16年1月29日(LEXIS判例速報8号)
ゼミについて
テーマ
国際私法研究
概要
国際私法とは、国際契約、国際結婚、国際養子縁組のような、国際的な私人間の法律関係について、適用される法律(準拠法)を内国・外国の法律の中から選ぶという特殊な機能を持った法律です(日本では、「法の適用に関する通則法」が主な法源)。「国際私法って初めて聞いたし、自分にはあまり縁がなさそう」と思う人は多いと思いますが、交通手段・通信手段が発達し、外国と関わる機会が飛躍的に増えている今日、国際私法はおそらく、皆さんが思っている以上に身近な法律です(注:国際私法は国際法とは異なります!)。
本ゼミでは、この国際私法について、主に事例形式で学んで行きます。また、国際民事手続法や国際取引法等の関連領域についても学習する予定です。
最初に主な参考文献、レジュメの書き方等について説明します。事例研究は、グループ又は個人単位でテーマを決め、それについて勉強してきた成果を報告してもらい、その後に全員でディスカッションをしてより理解を深めていきます。
秋頃に他大学との合同ゼミを福岡市で予定しています(1泊2日予定。事情により変更・中止の可能性あり)。
参考書
ゼミ内で適宜指示します。