担当科目

【担当科目】国際私法,国際民事手続法,国際知的財産法,グローバル法入門2,グローバル基礎演習1,Global Legal Studies 4, 演習(2023年度サバティカル取得中につき担当なし)
【オフィスアワー】(2023年度サバティカル取得中につき実施なし)
【国際私法の概要】国際結婚や国際契約については、そもそもどこの国の法律が適用されるのでしょうか。本講義では、渉外的私法関係に適用すべき法(準拠法)を決めるルールについて学びます。

専攻・研究分野

国際私法,国際民事手続法,国際取引法

最近の研究テーマ

国際知的財産権紛争における国際裁判管轄、準拠法、外国判決の承認・執行
国際私法、国際民事手続法、国際取引法における各種問題

主な発表論文・著書

書籍・論文等
  • (共著)河野俊行編『知的財産権と渉外民事訴訟』(弘文堂、2010)
  • (共著)Edited by Axel Metzger, Jürgen Basedow and Toshiyuki Kono, Intellectual Property in the Global Arena: Jurisdiction, Applicable Law, and the Recognition of Judgment in Europe, Japan and the US, Mohr, 2010.
  • (共著)『国際私法(有斐閣ストゥディア)』(有斐閣、2021)
  • 「法適用通則法における常居所概念 ―契約・不法行為に関する新規定の導入を契機として―」明治学院大学法学研究108号23頁(2020)
  • 日立製作所職務発明事件再考—特許法及び国際私法改正後の意義と射程—」特許研究69号68頁(2020)
  • Habitual Residence in Japanese Private International Law, Japanese Yearbook of International Law, Vol.65, p.348, 2022.
判例評釈等
  • 「日本の特許権の移転登録を命じる韓国判決の承認執行と専属管轄」ジュリスト平成27年度重要判例解説304頁(2016)
  • 「不法行為地管轄権(2)—特許権侵害」国際私法判例百選〔第3版〕162頁(2021)
  • 「ネットワーク関連発明にける特許権侵害と属地主義の原則」ジュリスト令和4年度重要判例解説273頁(2023)

ゼミについて

テーマ

国際私法研究

概要

国際私法とは、国際契約、国際結婚、国際養子縁組のような、国際的な私人間の法律関係について、適用される法律(準拠法)を内国・外国の法律の中から選ぶという特殊な機能を持った法律です(日本では、「法の適用に関する通則法」が主な法源)。「国際私法って初めて聞いたし、自分にはあまり縁がなさそう」と思う人は多いと思いますが、交通手段・通信手段が発達し、外国と関わる機会が飛躍的に増えている今日、国際私法はおそらく、皆さんが思っている以上に身近な法律です(注:国際私法は国際法とは異なります!)。
本ゼミでは、この国際私法について、主に事例形式で学んで行きます。また、国際民事手続法や国際取引法等の関連領域についても学習する予定です。
最初に主な参考文献、レジュメの書き方等について説明します。事例研究は、グループ又は個人単位でテーマを決め、それについて勉強してきた成果を報告してもらい、その後に全員でディスカッションをしてより理解を深めていきます。
秋頃に他大学との合同ゼミを福岡市で予定しています(1泊2日予定。事情により変更・中止の可能性あり)。

参考書

ゼミ内で適宜指示します。

ゼミ生の声