政治学科所属

IKEMOTO, Daisuke

東京大学法学部卒業 オックスフォード大学政治国際関係学部博士課程修了(Ph.D)

担当科目

【担当科目】国際政治学、国際組織論、比較政治、政治学基礎演習、演習・卒業論文
【オフィスアワー】毎週火曜日昼休み、場所:白金教員ラウンジ(授業時に要予約)
【国際政治学の概要】ヨーロッパ統合のこれまでの歩み、政治制度や意思決定プロセス、EUの諸政策、EUと加盟国との関係、EUの正統性について、体系的に説明します。

専攻・研究分野

ヨーロッパ統合・イギリス政治

最近の研究テーマ

イギリスの離脱がEUに与える影響

主な発表論文・著書

著書
  • European Monetary Integration, 1970-79: British and French Experiences (London: Palgrave Macmillan, 2011).
  • 佐々木毅編『21世紀デモクラシーの課題』(吉田書店、2015年)第4章「イギリス」
  • 共著『イギリス現代政治史[第2版]』ミネルヴァ書房、2016年
  • 共著『欧州統合史:二つの世界大戦からブレグジットまで』ミネルヴァ書房、2019年
  • 明治学院大学法学部政治学科編『初めての政治学[増補第3版]』(風行社、2020年)第12章「EU(欧州連合)の歴史と課題」
  • 明治学院大学法学政治学科編「政治学の扉[増補第2版]」(風行社、2020年)第12章「国際社会と国際組織」
  • 共著『EU政治論:国境を越えた統治のゆくえ』有斐閣、2020年
  • 共著『政治学[第2版]』東京大学出版会、2022年
論文
  • 「イギリスの国際通貨戦略と対ヨーロッパ政策」『国際政治』第173巻、84-97頁、2013年
  • 「アラン・ミルワード再考」『法学研究』第101号、71-91頁、2016年

ゼミについて

テーマ

リベラル国際秩序の行方

概要

 東西冷戦後の世界では、欧米諸国を中心に、民主主義・人権・市場経済(グローバル化)・法の支配の諸価値にもとづく、「リベラル国際秩序」を築こうという動きが強まった。しかし最近になって、この「リベラル国際秩序」は、中国・ロシアによる挑戦や先進民主主義諸国におけるポピュリズムの台頭、コロナ感染症の流行という形で、内外からの挑戦にさらされている。わたしたちの住む日本も、そうした潮流の例外ではありえない。そこでこのゼミでは、冷戦後の時代について振り返った上で、今後の世界がどのような方向に向かおうとしているのか、民主主義に未来はあるのか、日本はどのような道を選ぶべきなのか、みんなと一緒に考えてみたい。具体的に取り上げるテーマや文献は、参加学生のアンケートによって決定する。
 ゼミでは、文献読解・資料調査の方法、議論の提示の仕方など、社会科学を学ぶ上で不可欠のスキルについてもあわせて学習する。

参考書

①宇野重規『民主主義とは何か』(講談社現代新書)
②水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)
③川出良枝・谷口将紀編『政治学[第2版]』(東京大学出版会)第10 章+明治学院大学法学部政治学科編『初めての政治学[増補第3版]』(風行社)第12章+同『政治学の扉[増補第2版]』(風行社)第12章

ゼミ生の声

16JP 細川 仁美
18JP 来住 樹生
21 池本ゼミ一同