担当科目

【担当科目】 消費者問題と法、消費者行政法、法情報処理演習、演習
【オフィスアワー】 日時:木曜日の昼休み 場所:研究室(自由に訪問可)

【消費者行政法の概要】 消費者が安全に安心して暮らせるよう、国や地方公共団体、消費者団体は様々な活動を行っています。これらの活動の根拠となる法律の検討を通じて、消費者行政が果たすべき役割について考えます。

専攻・研究分野

消費者法

最近の研究テーマ

消費者庁で長く消費者契約法の企画・立案に関わっていたため、業績が消費者契約法に偏っていますが、研究テーマとしては、消費者法全般に広げるとともに、(消費者法に限られない)法政策学にも取り組んでいます。

主な発表論文・著書

「消費者契約における約款の事前開示について」沖野眞已ほか編『これからの民法・消費者法(Ⅱ)―河上正二先生古稀記念』(信山社・2023年)

「座談会:消費者法の改正動向を論じる」丸山絵美子編『消費者法の作り方:実効性のある法政策を求めて』(日本評論社・2022年)

ゼミについて

テーマ

消費者法を手がかりに社会のあり方を考える

概要

 社会との結びつきが強いという消費者法の特徴を活かし、消費者法を手がかりとして、社会のあり方について皆で考えてみたいと思います。どういう社会が望ましいのかを考えることは、結局、社会の中で自分はどう生きたいのかを考えることに繋がります。自分の考えを話し、他人の考えに耳を傾けることで、消費者法の理解を深めるとともに、社会や自分自身について深く考える場になればと思っています。
 春学期は、教科書(判例百選)の判例を毎回3 つ取り上げます。具体的には、担当の人がA4一枚のレジュメを作成して簡単に事案の紹介と問題提起を行い、それについて事前に決められた2 人が口頭でコメントし、皆で議論するという1セットを3 回繰り返すことを予定しています。言葉にすることで初めて自分の考えが分かることも多いので、短い時間の発表をできる限り多く経験できるようにしたいと考えています。秋学期は、それぞれが関心のある消費者問題を選び、その問題を解決するための立法提案を行い、皆で議論します。

参考書

河上正二・沖野眞已編『消費者法判例百選〔第2版〕』(有斐閣・2020 年)

ゼミ生の声

2022年度ゼミ生一同
2023年度ゼミ生一同