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卒業生座談会

こんなにすごい!法学部の就職先

法学部の卒業後の進路は、法曹だけに限られない。法律を通して社会を見る眼を養い、論理的な思考力を培った法学部の学生は、一般企業からの人気も高い。
事実、その就職先は多岐に渡っている。明治学院大学法学部を卒業して、一般企業で活躍する先輩たちに、学生時代の学びから現在の仕事のことまでをうかがった。(文中敬称略)

卒業生座談会

法学部から広がる就職先

松岡里実さん

――現在のお仕事について教えてください。

工藤:私が化粧品業界を選んだのは、化粧が人の内面に与える影響の大きさに興味がわいたからです。青森出身なのですが、成人式で帰省したとき、同級生の女子がきれいに化粧しているのを見て、化粧の力を実感しました。口紅で気分が変わり、アイシャドーによっても表情が変わりますよね。化粧品メーカー各社から内定をいただきましたが、業界トップにこだわっていたので、最後に内定をいただいた資生堂に入社を決めました。

市川:私も業界シェア1位を目指している会社で、自分も一緒にがんばりたいと、サントリー食品インターナショナルを志望しました。飲料には人を楽しませる力があると思います。いつか自分の企画した商品が世に出て、お客様を喜ばせることができたなら、それは何よりうれしいことです。入学当初は教員を目指していましたが、自分が好きだと思える仕事に就きたいと、企業への就職を希望したのです。

松岡:私は日本航空の客室乗務員として、1年ほど国内線乗務を経験したのち、現在は主に国際線に乗務しております。欧米をはじめアジア各国へも飛んでいます。一見、華やかな仕事のようですが、徹夜のフライトや時差の調整など、体力勝負の仕事でもあります。

工藤:生活習慣が乱れると、肌に影響が出るのでは?

松岡:肌って、鍛えるほどタフになるんですよね(笑)。

古市:私は日本テレビにアナウンサーとして入社しましたが、早朝の番組を担当することが多く、睡眠も十分に取れない勤務体制でしたが、学生時代の自分では考えられないほど、タフに過ごしていました。人間、いざとなれば、何とでもなるものですね(笑)。

松岡:意外と何とかなりますよね。古市さんは今、どんなお仕事をされているんですか。

古市:営業局に異動し、番組のCM枠を売る仕事をしています。サントリーさんにも、JALさんにも営業に行っていますよ。私が入社した頃と現在とでは、テレビの在り方も変わってきています。魅力あるコンテンツをいかに作り、売っていくか。営業の仕事は奥深くて楽しいです。法学部で学んだ知識も仕事に生きています。

あらゆる興味に応えられる法学部

市川友梨香さん

――なぜ法学部を選んだのですか?

古市:進路を選ぶ時には、自分が興味のある政治やマスコミについて学ぼうと、政治学科のある大学を探しました。法学部の多くは政治学科がありますので、結果として法学部を選んだということですね。

工藤:私は大学に入るまでずっと野球一筋でした。大学で野球を続けることを前提に推薦入試枠を探し、その中で選んだのが明治学院大学法学部です。他の大学にはない「消費情報環境法学科」は、目新しいもの好きな私に向いていそうだし、生活に密着した法を学んでみたい、という思いがありました。

松岡:私は父の仕事の関係で、幼少期をアメリカで過ごしました。幼いながらに、日米の文化の違いを感じながら育ち、「もっと日本の良さを世界に知ってほしい。そのためには日本という国のしくみをもっと知りたい」という気持ちから、法学部を選びました。

市川:私が法学部を選んだのは、社会科の先生になりたかったからです。中学3年の時に学んだ公民の授業内容が、歴史や地理よりも身近に感じられ、社会の成り立ちを知りたいという気持ちが高まりました。高校時代は現代社会の授業で憲法や国会などについて学ぶことが楽しかったですね。教育学部に進学するという選択肢もありましたが、法学部では専門分野の学びを深められるほか、社会科の教員免許も取得できます。教育学部で学ぶより視野を広げられると思ったんです。

――明治学院大学法学部での学びはどうでしたか?

松岡:3年生から所属した環境法のゼミでは、「空の環境」をテーマに選んで学びました。指導教員の専門とは違う分野でしたが、自分が研究したい分野を深めることを尊重していただけたので、法律にとらわれず、幅広く学ぶことができたと思います。

古市:明治学院大学には、学生の自主性を大切にする校風がありますよね。私も、在学中は幅広い分野から自分が学びたい科目を選んで学べることが新鮮で、楽しみながら学んだものです。

市川:政治学科は必修科目が6単位しかなかったので、ほかは興味のある科目を履修することができて、主体的に学ぶことができました。そうした学びによって、自分の幅が広がったように感じます。

古市:一般教養科目も興味深かったですね。芸術学や心理学の授業が印象に残っています。高校まではない科目ですし、専門科目とも違うので、自分の興味関心に応じて、知識を深められるのは、大学の学びの面白さですよね。

法学部のゼミで培われるチカラとは?

工藤壱馬さん

松岡:大学ならではの学びといえば、ゼミもありますよね。

市川:私はワイン法のゼミでした。ビールの売り子のアルバイトをしていたこともあって、ビールが身近な存在だったので、ビールのルーツや酒税法について知りたいと入室しました。ほかにもワインの市場分析などもしますが、夏にはゼミ合宿で山梨県内のワイナリーやブドウ畑へ行ったこともあります。

工藤:楽しそうなゼミですね。私は消費者法のゼミに入っていました。1、2年次に学んだ科目の中で、一番興味を持った分野であること、アルバイトでも関わりのある分野でしたから。過去の訴訟の事例を調べて発表する機会があり、社会では訴訟がいかに多く起き、企業にとってどれだけの損失を被ることなのかを理解できたことは、社会に出るうえで役に立ちました。

古市:私は中国政治のゼミでした。戦時中の満州での経験を祖父から聞いていたことや、小学生の頃に日中国交正常化の動きがあったことが中国に興味を持ったきっかけでした。実家が商売をしている関係で、これから中国は大きな市場になるだろうと、日本とはまったく違うシステムで成り立つ国としての中国について学びたいと思いました。ゼミでは、1、2年次の講義形式の授業とは違い、1つのテーマについて調べて発表し、議論し合うという授業スタイルでした。大学らしい学び方だと感じましたね。

松岡:私の入っていた環境法研究のゼミは6~7人程度の小規模なので発表する機会も多く、学びの密度はかなり濃かったと思います。自分で決めたテーマの研究に加え、毎回課されるテーマについて研究した内容を発表するだけでなく、他のゼミ生から質問が“容赦なく”飛んでくるので、発表内容をまとめる以上に、想定問答集を作り、資料を集めて準備しておくことにかなりの時間を割いていました。

――ゼミは大学生活の中でも大きな存在ですか?

古市:大きいですね。単に学ぶ場ではなく、社会人として必要な調整力も身につく場でした。私はゼミ幹事として、各ゼミ生の役割を見定め、ゼミを運営していました。15~16人のゼミ生が一体となりプロジェクトを進めるためには、どのような調整をしたらよいかを実践で学ぶことができたと思います。

市川:私もゼミで2カ月に1回発表する機会がありましたが、その経験が現在に生きています。会社では1カ月に1回の活動報告会があります。大勢の社員の前で、自分の1カ月間の活動内容を報告するのですが、物事をわかりやすくまとめ、発表する力はゼミで培われてきたと実感します。

工藤:論理的に考えるということであれば、定期試験も同じ。法学部は論述問題が多かったと思います。

市川:暗記すれば答えられる一問一答式の問題ではなく、自分の意見を問われる出題が多いですね。

古市:解答を書くには、前提として知識が必要で、刑法や民法は覚えておくべき事項がかなり多かった印象があります。知識を含め、物事をきちんと理解していないと論述することはできませんから。

――ゼミや試験などを通じて、論理的に物事を考え、理論立てて伝える力が、日々の学びの中で身についていくのですね。

法学部を目指すみなさんへ

古市幸子さん

――最後に、受験生へ応援メッセージをお願いします。

工藤:考える前に、まず行動」です。トライ・アンド・エラーを繰り返していけば、結果はついてきます。できる・できないと考える前に、とにかくチャレンジしてみてください。

市川:目標を達成することも大切ですが、私はむしろ、失敗した時が一番大事だと思います。志望校でない大学に入学することになっても、その大学に入ったから見える景色もあるし、その先の道も広がります。むしろ、この大学に入ってよかったと10年後には思えるかもしれません。あきらめずに、やりたいことに挑戦していってほしいと思います。

松岡:後悔のないように過ごしてほしいですね。失敗しても、自分が最後までやり切ったのなら、その結果は受け入れることができるはず。それはその時点で失敗ではなくなり、後悔することもありませんから。

古市:受験勉強でつらいこともあるかと思いますが、目の前のことをただクリアすることを考えるのではなく、夢を持って、その先を考えること。そうすれば、自分が今、何をすべきかが見えてきて、つらいというよりも自然に乗り越えて行けると思います。夢をもって、がんばってほしいですね。

――明治学院大学法学部での学びを経て、みなさんは現在、社会のさまざまな分野でご活躍されていらっしゃいます。それは、法学部で社会や物事を多角的に見つめる視点、論理的思考力を培ってきたことがベースになっているのではないでしょうか。法学部での多岐にわたる分野の学びは、多様な未来を切り開くチカラとなるのですね。

座談会参加メンバー

座談会参加メンバー

  • 松岡里実

    (まつおか さとみ)

    日本航空株式会社
    法律学科2013年卒

  • 市川友梨香

    (いちかわ ゆりか)

    サントリー食品インターナショナル株式会社
    政治学科2015年卒

  • 工藤壱馬

    (くどう かずま)

    株式会社資生堂
    消費情報環境法学科2013年卒

  • 古市幸子

    (ふるいち さちこ)

    日本テレビ放送網株式会社
    政治学科1996年卒