1. HOME
  2. 学科紹介
  3. グローバル法学科

グローバル法学科

Department of Global Legal Studies

「法」に軸足をおき、世界と日本をつなぐ人材を育成

2018年4月、明治学院大学法学部に新設されたグローバル法学科。「法的な解決能力」に加え、グローバル社会において必要とされる「実践的なコミュニケーション能力」「柔軟な異文化理解力」を修得し、リーガルマインドを身につけたグローバル人材を育成します。2年次には全員が英語圏の大学に留学。現地での授業や生活を通じて実践的に法や異文化を学びます。

法的解決能力を身につけた
グローバル人材の養成

海外進出による国際化だけでなく、エスニシティの多様化にともなう「内なる国際化」も急速に進行しています。このような国際化社会において生じるさまざまな法的問題を解決する能力を身につけたグローバル人材を養成します。

全員が英語圏に留学

2年次秋学期に全員が留学。留学先では英語や現地の法律を学び、人々に触れあう中で異文化を体験します。
さらに、学科オリジナルの英語カリキュラムを用意。留学後も法律英語やビジネス英語を学ぶ科目を設置しています。

法的観点からSDGsを考える

必修科目のグローバル法入門のほか、国際人権法、国際環境法、グローバル企業法など、SDGsと深くかかわる科目を数多く提供。
サステナブルな社会を実現するためのグローバルな課題を法的観点から学ぶことができます。

授業・カリキュラム

学びの流れ

1年次から少⼈数の基礎演習でアカデミック・リテラシーを修得した上で、プレゼンテーションやディベートを通じて、コミュニケーション能⼒を鍛えます。2 年次秋学期に全員が留学。留学先では現地の法律や英語を学び、人びとと触れ合う中で異文化への理解を深め、グローバルな視野を持った法的な解決能力、コミュニケーション能力、異文化理解力を実践的に養います。3・4年次はゼミを中⼼に、サステナブルな社会の実現をめざし、グローバルな社会問題を法的知識を用いて解決する⼒を養います。

カリキュラム

法的視点からサステナブルな社会の実現について考える授業、全員参加の留学、少⼈数で学ぶアカデミック・リテラシーなど、バランスの良いカリキュラムで「法的な解決能⼒」「実践的なコミュニケーション能⼒」「柔軟な異⽂化理解⼒」の3つを育てます。

特徴ある授業をご紹介

写真:学生

グローバル法入門

1年次春学期のグローバル法入門1では、法的拘束力のある国際条約のほか、SDGsのような国際規範を学びます。各自で関心があるSDGsのターゲットを選び、既存の国際条約との関係を整理し、検討します。秋学期のグローバル法入門2では、国際結婚や国際契約など、複数の国にまたがって生じている私人間の法律問題を題材に、法の国際的適用のあり方や国際的な民事裁判の仕組みについて学びます。

写真:英語で書かれた日本の法律の教科書

Introduction to Japanese Law

日本法を国外の相手に正確に伝える基礎的能力の修得を目標に、英文で書かれた日本法に関する教科書および資料を用い、英語で学修します。また、学生が日本法紹介のプレゼンテーションをおこない、グループワークを通じて、コミュニケーション能力の向上を目指します。

写真:UNHCRの建物

国際人権法

人権という考え方の成り立ち、国際人権法の登場、そして今日までにどのような権利が国際的に承認された人権として存在し、発展し続けているのかを学びます。そして、国際人権法が、実際の国際政治や、世界中の文化、宗教、民族などの間で、どのような問題に直面しているのかについても考えていきます。

写真:グローバル企業のビル

グローバル企業法

中小企業においても急速に進むビジネスのグローバル化。これらのグローバル企業が抱える法律問題について、事例を基に分かりやすく解説し、国際ビジネスの知識とビジネス感覚の修得を目指します。

写真:ワイン造り体験

ワイン法

ワインは古くから国境を越えて取り引きされてきた商品ですが、数十年前から急激なグローバル化が進行し、国際的なルールや基準の確立が課題になっています。グローバルな観点から日本や諸外国のワイン法を学び、具体例を素材に法的な解決能力を身に付けます。

写真:丘から港町を見下ろす生徒

グローバル社会から見た日本

留学に備え、討論やレポートによるオーラル・コミュニケーションやライティング能力の向上を目標として、世界における日本の社会と文化を考察しながら、 異文化コミュニケーションの問題を取り上げます。

写真:孔子廟

Global Cultural Studies

読解力とライティング能力の向上を目的として、日本文化の多様性を学びます。留学後にはこの学びを通して、クリティカル・シンキング、問題解決技法、想像力を高めます。

写真:海

国際海洋法

国際海洋法の基本的な知識を修得したうえで、海のプラスチックごみ問題、原発処理水の海洋放出、洋上風力発電、グレーゾーン事態への対処など、日本の海をめぐって起きている具体的な問題をとりあげ、法的観点から問題状況の改善・克服策を探ります。