問題の発⾒⼒、討論⼒、解決提案⼒を専⾨的に実践的に学ぶ

政治とは、社会の問題を解決するために、その構成メンバーが意思決定し、実⾏するプロセスです。
こうした問題の解決には、科学的なアプローチ、歴史の理解、哲学や思想に基づく構想⼒が求められます。
政治学科は、総合的な判断⼒と批判⼒を兼ね備え、勇気と他者への想像⼒を持って社会の問題に取り組める、“教養ある政治的市⺠”を育成します。

キャリアを見据えた学び

企業人でも、公務員でも、教員やNPOでの勤務にも、すべて政治の営みが関わってきます。どの進路においても必要な知識や課題解決の技能を身に着けることができるカリキュラムが用意されています。必修科目が少なく、自分の学びたい科目を自由に選べることも特徴です。

社会課題の解決に向け、
自主性を促す学び

世の中にある様々な問題の解決に向けて、自ら動いてゆける自主性を育んでいきます。学生主体で企画・実施する政治家の講演会、討論会。自らのテーマで現場に出向き、議員や記者にインタビューし報告書を書き上げるフィールドワークなどがあります。

地域課題から
グローバルの問題まで扱う幅広さ

扱うテーマはローカルな問題から国際政治まで幅広く、ゼミは平均人数10名で、少人数教育を徹底しています。海外への実地研修や全国の大学生が公共政策立案を競う大会へ参加を行うゼミなど、個性豊かなゼミが多数あります。

授業・カリキュラム

学びの流れ

1年次から少⼈数の基礎ゼミで討論・発表能⼒を鍛えつつ、主体的に学ぶ⼒を養います。2年次は専⾨科⽬の勉強を本格化。教員との1対1の指導で現場調査も⾏います。
3・4年次は、海外の実地研修をはじめ、研究⼤会に積極的に参加するゼミ、政治参加啓発を考えるゼミなど、⾏動的なゼミが数多く⽤意されています。

カリキュラム

政治学科で学ぶ知識や技術は、現代のさまざまな領域において幅広く求められるものです。政治家や外交官、公務員、ジャーナリストのほか、政策の⽴案や実施に関わる公的機関、国際的に活動する⾮政府組織(NGO)、そしてビジネスの世界での活躍を⽬指す⼈に向けて、多種多様な科⽬を⽤意。必修科⽬は少なく、⾃らの⽬的に合わせて柔軟に履修できます。
本学科では、基礎的な共通科⽬を⼟台に、公共政策や地⽅政治がテーマの「ガヴァナンス」、国際関係・外交がテーマの「国際政治」、マスコミ・計量政治がテーマの「メディア・ポリティクス」という3分野を発展的かつ系統的に学びます。

特徴ある授業をご紹介

⽐較政治 /池本 ⼤輔 教授

「世界の先進国の多くで、既成の政治に不満を持つ⼈が多くなっているというのは本当か」「そうだとしたら、その原因は経済のグローバル化にあるのか」。各国の政治制度や実態を⽐較することを通じて、⺠主政治とは何か、⼤統領制と議院内閣制の違い、政党や議会の役割など、わかりやすく解説します。

公共政策論/⻄村 万⾥⼦ 教授

「政府は⽣活分野にどこまで、どのように介⼊するのが良いか」「政府の介⼊を緩和したほうが良いか」。政策を⽴案する理論、規制緩和・改⾰を進める理論を政策動向をとりあげて学習。具体的な政策や規制緩和の事例について、学⽣によるプレゼンテーションを⾏い、学んだ理論を活⽤して質疑応答と議論をしながら中央政府・中央⾃治体の実際の政策を理解していきます。

計量政治分析/久保 浩樹 准教授
社会調査論/中⾕ 美穂 教授

計量政治分析」は、政治⾏動を数的な関係で捉える授業。たとえば、「性別や年齢によって政治に関する意識や⾏動は異なるのか︖」といった問いを統計解析ソフトを⽤いて検証する⼿法を学びます。また、社会にあふれる調査データを正しく⾒る⽬を養うとともに、⾃ら実施できるよう調査リテラシーを学ぶ「社会調査論」も⽤意されています。